内容は、田舎の企業がソーシャルネットワークを駆使して利益を上げるものだった。
私自身、どのようにして田舎企業がソーシャルネットワークを駆使すると利益が出るのか気になったので
聞きに行くことにした。
結果、TwitterやFacebookなどを駆使して情報を発信、ネット上の顧客とつながりを持とうというものであったが、
私自身非常に驚いたのが「ハッシュタグってなんですか」「Twitterってなんですか」などの質問が出たことだ。
それもそのはず。講演会受講者は田舎の企業の中年層なのだから、講演の大半はTwitterやFacebookの説明で終わってしまったのだ。
しかし、いくら田舎であると言ってもTwitterやFacebookの使い方すら知らないのか。
私が工学系の世界で生きているからかもしれないが、あまりのデジタル無知に驚いてしまった。
ただでさえ物理的な発展が遅れてしまう田舎であるのに、唯一同じ世界で生きることのできるインターネットですら遅れているのだ。
今更Twitterの使い方を勉強し、商品の宣伝をした所でそれは大量の宣伝情報の波に飲まれて消えてしまうであろう。
ではどうすればいいのか。
その田舎のチラシを見ると、◯◯レンジャーという名前のご当地ヒーローが載っていた。
普通の赤、青、黃、緑、ピンクの特に何も装飾の無いスーツであるのに、名前すら◯◯レンジャーなのだ。
そんな地味なご当地ヒーローを作った所で今更使い古されたネタであるし、そんな中途半端に村おこしされたら
最近作ったゆるキャラも、どっかの丸い円盤に足が生えたようなキャラみたいに気持ち悪いわけでもなく、特出して可愛いわけでもない。
遅い、遅すぎる。
おまけに意外性が足りない。他と差別化がはかれないと注目されない上に面白くない。
そんな田舎企業が今更ソーシャルに踏み込んだところでたいした利益は測れないと思う。
もし田舎企業がソーシャルで注目を浴びたいなら、私ならアルファツイッタラーを金で雇って企業の公式アカウントとしてつぶやかせるだろう。
彼らにはツイッターでのコンテンツ力がある。それを利用して公式アカウントに意外性を組み込むのだ。
他と同じ事をしていては遅い。それこそこのソーシャルという広い海の中では一粒の水にすぎない。
海の中から一粒の水を見つけるには
水に他の水との差別化をはかっておくのだ。
http://anond.hatelabo.jp/20130319212110