はてなキーワード: 凝視とは
「おっかけ」というとアイドルのようで違和感があるが,まあやっていたことはおっかけというのが一番早い。
当たり前だがアイドル的に好きだったわけではないので入り待ち出待ち差し入れなどは一切したことがない。
何故わざわざほぼ全公演行っていたかというと,亀川千代のベースが聴きたかったからだ。
ゆらゆら帝国については「昆虫ロック」のイメージしかなかったのだが,ある日たまたまタワレコで「ゆらゆら帝国のしびれ」の「ハラペコのガキの歌」を試聴して衝撃を受けた。
ライブに行ってみよう,と思った。
ライブで「恋がしたい」を聴いて,もっと正確に言うと「恋がしたい」の亀川千代のベースを聴いて,世界が変わった。
今までベースにそれほど心惹かれることはなかったが,亀川千代のベースはまるで歌っているみたいなベースだった。
最初は関東の公演を全部行くくらいで済んでいたが,何回も行くうちに毎回ベースラインのアレンジが違うので,もっと聴きたいという欲が収まらなくなった。
CDとほぼ変わらないときもあるのだが,亀川千代のテンションによって時々驚くような神アレンジを聴かせてくれることがある。
もともとただ彼のベースを聴いているだけで幸せなのに,時に神のような音を聴かせてくれるので,それを聞き逃してはならないといつしか全国の公演に行くようになっていた。
とはいえ飛行機が苦手だったりお金に限りもあるので全て行けたわけではない。
でも,ある時期の彼らのライブはほぼ全て行っていたと思う。
顔ファンだったわけではないが,ベースを弾くたたずまいがとても絵になる人だった。
直に鳴る音を聴いたり指遣いを見たりもしたかった。
モッシュとかダイヴとかしたいわけではないので最前でひたすら柵にしがみついて亀川千代を凝視していた女は私だ。
それから何年も経った。
私は就職したり結婚したりそれに伴って転居したり出産したりしてそんな生活はできなくなってしまった。
亀川千代のベースが好きだったので,石原さんとやっていたSTARSもよく見に行ってはいたが,ゆらゆら帝国が解散したことで私の中で一区切りがついた。
正直言うとここ数年ゆらゆら帝国のCDを家で聴いたりすることもなかったし,
ゆらゆら帝国を思い出したりもしなくなった。
音楽自体,そもそもロックを聴かなくなり新しい音楽も探さなくなり今はクラシック音楽ばかり聴く生活をしている。
しかし,昨日の深夜訃報を目にして自分でも驚くほど泣いてしまった。
私の中に亀川千代への思いは大切にしまわれていて,私の一部としてちゃんと残っていた,そのことに驚いた。
発光体のソロやラメパンよりも,亀川千代のベースを堪能するなら私は「星になれた」を挙げたい。
本当に久しぶりに聴いたのだが今でも全部歌えることに驚いた。
どうかこのライブ版「星になれた」のベースラインを追って聴いてほしい。
https://youtu.be/GpIMc_7-BgM?si=z_AktwCgF7EhIiWQ
ラストのベースのソロ,本当に素晴らしい。まるで歌っているみたいなベースだ。
今も聴きながら泣いている。
ライブで「星になれた」をやってくれた日は本当にうれしかったな。
千代さん,星になったのかな。
「もう触れはしないような,だけど今も側で羽を磨いているような」星に。
安らかにお眠りください。
https://news.yahoo.co.jp/articles/924ea47b9be7fba8d1c47475fc4dcfc86d3ebba2?page=4
「日本の法律は間違ってると思うねん。日本は俺みたいな金も名誉もある男が女をたくさん作れるようにならないとあかん。この国は狂ってる。なんで嫁を何人も持てないんや」
あまりに身勝手な“一夫多妻制”を主張する松本にドン引きする女性陣。
その1人が場を取り繕うように、「素敵な奥様がいらっしゃいますよね」と尋ねると、松本は眉間に縦皺を刻んで言った。
「女は出産すると変わんねん」
「俺的には3人とも全然ありやし。で、俺の子ども産めるの? 養育費とか、そんくらい払ったるから。俺の子ども産まん?」
松本は1人1人の瞳を覗き込む。女性たちは「いやいや」「大丈夫です」「恐れ多いです」と各々拒否したが、松本の目は一切笑っていない。すると、小沢がここぞとばかりにゴマをする。
「良かったねぇ。松本さんにそんなこと言ってもらえることないよー」
時間が経つにつれ、場は次第に妖しい雰囲気に包まれる。その一言が小沢の口から発せられたのは、夜10時過ぎだった。
「さぁ、みんなでゲームを始めよう。グッパして」
女性3人と男性3人が、それぞれグーチョキパーを決める。寝室に松本、バスルームにX、メインルームのソファに小沢が分かれ、同じ手のペアと組んで時間を過ごすというのだ。
実は、松本が到着する前、女性陣は小沢から「携帯は邪魔だと思うから、全員ここに置いておいて」と命じられ、携帯電話を“没収”されている。小沢はそれを不織布の袋に入れ、手慣れた様子でソファの脇に置く。
そして男女3組に分かれると、小沢はスマホのタイマーを15分にセットし、「はいはい。もう(ゲームは)始まってるよ!」と声を張り上げたのだ。
前出の参加者が明かす。
「小沢さんは、松本さんと同じパーだった女性に対して『早く寝室に行って。二人だけで話せる機会なんてないんだから』と急かし、寝室に押し込んでいた」
A子さんは松本と寝室で対面したときの光景を鮮明に記憶している。
キングベッドの上で両手を広げ、ふんぞり返る松本に一切の笑みはない。ベッドの左側の壁に立ち尽くした彼女は場を和ませようと、咄嗟に「子どもの頃から拝見していました。お会いできて光栄です」と口にする。ところが――。
「そういうのええねん。こっち来いや」
A子さんが「本当に恐れ多いです」と拒否していると、松本はぬらっと立ち上がり、ゆっくりと3歩ほど躙り寄る。そのまま彼女を壁際に押し付けると両手を掴み、顔を近付ける。深いほうれい線が目に入った。
A子さんが恐怖の体験を振り返る。
「いきなりキスされ、混乱していると、松本さんは『さっきの話や。俺の子ども、産めるの?』と迫ってきた。またキスされそうになったので、しゃがんで抵抗したところ、足を固定されて3点止めの状態にされてしまった。その日、私はボタン付きのシャツを着ていましたが、松本さんが無理やり上から脱がそうとしたため、ビリッと破れてしまった」
いつの間にか松本は全裸になり、身体を押し付けてくる。A子さんは唖然と佇立するしかなかった。
「松本さんは『俺の子どもを産めや』と呪文のように唱えてきて、それでも拒否していると大声で『なぁ! 産めへんのか!』と。恐怖で震えている私を見て、ますます興奮しているようでした。私は『このまま本当に殺されるかもしれない』とパニック状態になりました」(同前)
A子さんの右手を掴んだ松本は、股間を触るように誘導してきたという。
「私は『ホント、すみません、すみません』と必死に拒否しながらも『一度射精させれば襲われなくなるかもしれない』と防御策を考えました。何度も抵抗した後、右手だけで応えるようにしていたんですけど、しゃがみ込んだ途端に口に押し入ってきた。そして最後は口内に出されました。その瞬間、頭の中が真っ白になってしまった」(同前)
次ページは:「可哀想だと思って触らせてえな」
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子供が学校を休みがちになりました。学校に行きなさいと言っても具合が悪いと言う。とりま休ませていましたが頻度が増えずる休みを疑いました。病院に行くと異常は無くとりあえず薬出しておきますのテンプレート回答。お金がないのにそんなことを繰り返すもんだから叱りました。でも具合が悪いの一点張り。今まで元気だったのに走り回らなくなり心配はしています。でも病気ではないのであればどうするべきなのか
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薬物の流布
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長くなるので省略
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病気症状をこじらせたあと耐えられず精神疾患を発症するそう不安でいっぱい胸が苦しくなる
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証拠もあるのになぜと
分からないことだらけ支援に聞いても病院に行けばかりで行ってもなにも分からない誰も助けてくれない身体がどんどん悪くなっていくのをただだまって見るのは辛い
どうしたらいいんでしょうか誰を何を頼ればいいんでしょうか何も分かりません
診断書を持って被害届を提出しようにも受理されないようで死んだら受理するとのことですがもう既に人は死んでいますがそれは病死で関係ないと自殺者はただ自殺しただけで関連性はないと
誰か助けて下さい
解決策が分かる方までこの思い届いて欲しいです
母と子 五人家族の母より
幼なじみと言っても近所に住んでて小学生の2年生ぐらいまで話したり一緒に遊んでただけで、高学年に入ってからは全く話さなくなり中学は全く別のところに行ったので、ホントに会うことも無い。
しかし高校が同じ学校で、ほんとに時々だけど会うことがあって。
めっちゃ誰かから視線感じるなって思って、そちらの方向むくと必ず睨まれてる。
今までは、朝登校してる時全く会ったことなかったんですけど最近はよく登校してくる時会うんですけど、その時はめっちゃ凝視されるし、めっちゃ逃げられる。
多分きまづいから早く行こうとしてるんだとは思うんですけど
で、彼は彼女が居るんですよね。私別にこの男に恋してる訳でも全くないんですけど、登校してる時に彼とあった時また視線感じるなって思って見たら案の定こっちちょっと睨んで見ててそれで、どうしたの?って彼女に言われたら「ちょっと危ないから」とか何とか言ってて。
え、私殺人鬼扱い?って思って。
そんなあんたになんかした?って。
全く何もしてないんですよ。
ほんっとに。
マジで何こいつって
数年前に引っ越して来たペット可のマンションに柴犬飼ってる人が住んどって廊下やエントランスであのムッチムチモフモフの食パンみたいな色合いの体を左右にユッサユッサ揺らして日の丸弁当みたいなお尻をフリフリしながらくりんくりんの尻尾を左右にピョコピョコさせて一生懸命歩いてるその柴犬のことをすれ違いざまにいつも姿見失うまで凝視してて毎回ギュッとしておでこにちゅっちゅして顎の下撫で回しながらモフモフして布団に連れ込んで抱っこしながら一緒に寝落ちしたい衝動に駆られるけどそこは気持ちを抑えて幼少期に数年通ってた学童保育で飼ってた柴犬を日が暮れて親が迎えに来るまでの時間ひたすらモフり倒して毎日散歩してうんちの処理してたまに一緒に昼寝してた最強の記憶を思い出しながらうちの8kgあるプヨプヨ長毛猫を抱っこして額にちゅっちゅちゅっちゅして夜はお布団に連れ込んで頭と顎の下撫で回してゴロゴロゴロゴロ言わして寝落ちしてるから猫は猫でたまらんしその度にうちの子は世界一可愛いからまあ柴犬ちゃんは見逃したろと思うけど後日あの柴犬ちゃんとすれ違うとまたプリプリの日の丸弁当みたいなお尻にガツンとやられて両手でお尻もみもみしてモフモフしたい欲がムラムラ湧いてきて飼い主さんに挨拶しつつ柴犬ちゃんにもついつい赤ちゃん言葉で声をかけるけど飼い主さんは会釈するだけで柴犬ちゃんも相当訓練されとるようでこちらには一瞥もせずカッチカッチカッチカッチ爪がコンクリートに当たる音を響かせながらそそくさ通り過ぎてくから未だ何の進展もないけどかと言って別の柴犬を飼って愛でるのは違う気がするしそういうときはまた我が家の8kgあるモフモフプヨプヨの長毛猫のフサフサケツをもみもみして額にちゅっちゅちゅっちゅしてギュッと抱っこして夜はお布団に連れ込んで頭と顎の下撫で回してゴロゴロゴロゴロ言わして最後はウザがられて見事な高速猫キックを喰らいつつ脱出されて寝落ちするけど通勤途中にちょっと寄り道すると庭でミックス犬放し飼いしとる家があるから時間があるときはいつも寄り道してこちらを補足したら一目散に駆けつけてピョンピョン飛び跳ねながら一生懸命吠えて番犬バウバウするその姿にほっこりしながらいつもおうちまもっててえらいでちゅねえきょうもおっきいこえだせてげんきでちゅねえけさもおいちいごはんたべまちたかいっぱいなでなでちてもらいまちたかぁって話しかけてるけど未だ飼い主さんには見られてないから別になんも恥ずかしいことはないしまだまだいけそうやからそのうち絶対柵越しに頭とマズルと顎の下撫で回せる仲に発展させてキュンキュンキュンキュン言わして優勝したるで
子供の頃の話なんだけど
姉が家でなんかハリウッド映画見てたんだけど
「増田見て!このシーンおち〇〇ん出てくる!」って声かけてきたんだよね
(いやなぜ呼んだし)
そのシーンはなんか穴があいてる壁みたいな映像で、主人公らしき女性が穴を覗き込むと画面の向こうから迫りくるなにかとΩ\ζ°)チーンという効果音
次のシーンでは女性が大量に目薬をさして目を浄化しようとしていた
とまあたしかに今になっては「目におち〇〇んが刺さった」シーンなのは明らかだなと思うんだけどさ
当時よくわからなかったんだよね
そもそもおち〇〇ん興味なかったし
んでさ、え?わかんないって言ってそのシーン何度も見返して、まあ結局わからなかったんだけどさ
今思えばあれ周りの人からは「映画に出てくるおち〇〇んのシーンを繰り返し再生して凝視してるちびっこ」に見えてるってことだよね
急に色々思い出して恥ずかしくなっちゃった
まあ今は昔ってやつだ
すると随分とまぁ大きい箱で届いたので一寸不審に想いながらも箱を開けると猫が入っていた。
猫は柔らかそうな冬毛を長く伸ばし、横になってスピースピーと寝息を立てて眠っていた。
はて。
よくみると猫の下には注文したポテトチップス二袋があり、ダンボールの隙間には用紙があって手に取ると"緩急材として猫をいれてあります"とのこと。
ふむ。
ならば仕方がないだろう。
猫はむくりと起き上がり、私の膝上を陣取るとゴロゴロと喉をならしながら目をパチクリさせている。
次第に瞬きは落ち着き、目を細め、ゴロゴロと喉を鳴らし続けた。
私は猫の頭を撫でながらこれを書き、猫の名前を考え、チュールを買おうと再びメルカリを覗くのだった。
〈追記〉
無事にメルカリでチュールの注文を終えると、増田を確認することにした。
すると何件かのレスが付いていた。
ええと、なになに……あっ、そうか!
ケージもあった方が何かと便利だろう。
そう思っているとインターフォンが鳴り、荷物が届いたようなので受け取りに出た。
注文したのはチュール。その割には大きな箱だ。
またも不審に想いながらも箱を開けると猫が入っていた。
なるほど。
今度の猫も柔らかそうな冬毛を長く伸ばし、横になってスピースピーと寝息を立てて眠っていた。
そしてやはり猫の下には注文したチュール二袋があり、ダンボールの隙間には用紙があって手に取ると"緩急材として猫をいれてあります"とのこと。
ふむ。
まあいいだろう。
猫はむくりと起き上がり、私の膝上を陣取るとゴロゴロと喉をならしながら目をパチクリさせている。
次第に瞬きは落ち着き、目を細め、ゴロゴロと喉を鳴らし続けた。
私は猫の頭を撫でながら視線に気づいて振り返り、先代猫がじっと私のことを見つめていた。
幾分不安になりながらも手招きすると先代猫はやってきた。
今、私の膝の上に居る猫に敵意を見せるのではないかとひやひやしたが、それは杞憂に過ぎなかった。
先代猫は二代目猫を見やり、ニヤリと笑い、頭を舌で撫でた。
ふぅ。
よかった。これで我が家も安泰だなと思っていれば増田にレスが付いていた。
そう言われ、一理あるなと私。
そこで今度はamazonで注文することに決めた。
手始めに食器を…それも二つだ!
Amazonで注文し、二人の猫をあやしているとゴロゴロと喉を鳴らす音が周期的に重なり、私を幸福にした。
しばらくそうしていると玄関がノックされ、猫をゆっくり退かして立ち上がる。
早速届いたようだ。
その時私は一抹の不安を覚えながらも戸を開け、すると箱は小さく私はホッとした。
あっ…、はい。もちろん。
声をかけられハッとし、私は彼からペンを借りようと手を差し出し…
あっ!!
その時目に入ったのは巨大な肉球だった。
恐る恐る視線を上げていく…すると…目指し帽をかぶる彼の顔は猫だった!!
あ、いえ…別に。
彼は細い縦長の瞳を私に向け、私は激しく動揺しながらもなんとかサインした。
ああ、どうも。
部屋の方から猫の鳴き声。
ニャア。ニャア。ニャア・・
いったいどういうことだろう?
私が寝ている間に、世界で何かあったのかもしれない。
不安になった私はすぐにスマホでYouTubeを開き、推しのVtuberを確認した。
ただそれだけでは不安は拭い切れず、私は確認する必要があった。
すぐに家を出ようと着替え、財布、スマホ、鍵を持ち、あとはお気に入りのイヤホンを…
するとイヤホンの紐は雁字搦めのように絡まっており、以前に見たときには真っ直ぐだったはず。
ふむ。
これはおかしい。そう思って紐の絡まりを解くと目の前に置き、横に砂時計を置いた。
砂時計が時間を刻み、イヤホンの紐を凝視していると…やはり、だ。
紐はひとりでに動き始め、ぬるぬると互いを交差させては絡めていく。
上の砂が下に落ち着る頃には雁字搦まった紐が出来上がり、私は賢くなった気がした。
隣では二匹の猫が紐を見つめ、動く度に手を出している。
その都度、紐はビクッとしたように身体を戦慄かせた。
しばらくそれを微笑ましく見守っていたもののハッとして我に返り、こんなことをしている場合ではないことを思い出すと二匹の猫を脇に抱え、即座に家を出た。
タクシーを拾って駅に向かい、出来るだけ運転手を見ないようにして会計を済ませ(運転手は私の猫について何一つ言及しては来なかった)、それから電車に乗った。
砂丘の最寄り駅で降り、少し歩いた。
すると…ああ…なんでことだ…!!
そこには半ば砂に埋もれた大阪・関西万博の会場があり、増田はここが地球と知って絶望した。
増田は膝を砂に着けたまま激しく泣き、涙は頬を伝って手に落ちた。
二人の猫が、その手をゆっくり舐めた。
子供の頃から死ぬのは苦しそうだという恐怖がパラノイアのようにまとわりついていた。ある時気絶を経験してみて、死なんて案外こんなものなのかもしれないと思った。睡眠は死のイトコとはよく言ったものだ。身体的な苦痛に対する恐怖は薄れていった。恐怖は抽象的なものへスライドしていった。
「無」になることが怖くなった。
意識の断絶。経験したことのない状態。体験した者は一人残らず口が聞けなくなっている。これはどういう思考の過程で恐怖が薄れたのか忘れてしまった。どう足掻いた所で避けようもない。火の鳥や吸血鬼はきっと存在しない。ならば不安になったって仕方がない。考えるのをやめることでいつしか怖くなくなっていたのかもしれない。
存在を忘れられることが怖くなった。
無になっても、他人を介して自分に存在を繋ぐことが出来るのではないかと考えるようになった。それが成し遂げられないことへの不安だった。
大抵の人がそうであるように、自分という存在もまた忘れられれば初めから無かったかのようになってしまう。結婚して子供を残せば自分の存在を残せるかもしれない。でも4代5代も先になれば、誰も読みやしない墓石に刻まれた文字だけの存在になるだけだ。遺伝子を残した所で、それが自分のアイデンティティを為すものだとはどうしても思えなかった。それはただのモノだ。いつか朽ち果てる墓の中の骨と変わらない。そこに自分の考えや言葉や性格は何もない。そもそも血が途中で絶えない保証なんてどこにもない。
思春期の自己実現への焦燥感や全能感と合流して、偉大な存在になれば望みは果たされるだろうと思うようになった。教科書に乗るような存在になれば永遠になれる。誰も自分を忘れない。
しかし自分が大それた存在ではない事を薄々受け入れていく内に、この望みも薄れていった。ビートルズだって数百年先も人々の記憶に残っている保証はない。バッハだってカエサルだって仏陀だって、いつかは忘れられるかもしれない。
生きている間だけ存在し続けるのも、死後せいぜい数十年、数百年、数千年の間人々の記憶に留まるのも、永遠に比べたら誤差のようなものだ。それに身も蓋もない話をすれば地球だってどうせいつかは爆発するらしい。他人を介した方法でも、永遠の存在になろうとすることは諦めた。今思えば、地球がなくなっても宇宙へ住処を広げない可能性がないとも言い切れないけれど。
これらはすべて理屈の問題というよりは納得、受容の問題だった。
後悔を抱いて死ぬことが怖くなった。今に至るまでこれだけが怖い。
死は避けようもないが、しかしたった一度きりの生があるのもまた事実だ。
生きる意味などどこまで考えても見つからなかった。理詰めで問うていけばどれもこれも絶対的な地盤などなく、あやふやなものの上に成り立っていた。宗教というものの意義が肌感覚で理解できた。しかし自分なりに意義を見出す事は出来るはずだ。ならば心からの納得が欲しい。
死ぬ間際に人生こんなんで良かったのかという思いが頭を過る事に対して、強迫的な焦燥感を抱くようになった。
映画を見漁っても、友達付き合いをしていても、方々を歩き回ってみても、楽器を弾いてみても、曲を書いてみても、心からの納得は得られない。
それを振り切れるほどの情熱もないままに、存在の不条理なんていう目を向けてはいけないものを凝視し続けて頭がおかしくなってしまった。
情熱を持って生きるか、それが出来ないならせめて日々の気晴らしにかまけて人間存在の不条理など忘れ去ってしまった方がいい。
くだらない考えもほどほどに目の前の生活を淡々と送る。それが地に足のついた人生であり、そういうバランス感を模索していく事が人生の中で生き甲斐を見逃さないための誠実な生き方というものなのかもしれない。
そう頭で思っていても、情熱の燃料にもならない湿った焦燥感がどうしても捨てられず、後生大事に抱えている。これを捨てたら比喩ではなく石ころと同じ存在になってしまうように思えてならない。石ころと同じ存在になってしまうのはとても恐ろしい。仏教はそれを肯定しているらしいが、何をやっても納得してくれない心がそれだけは強く否定している。
思えば初めからそうだったのかもしれない。子供の頃から、普通に楽しく生きていれば、生きている実感を見逃さなければ死になんて目も向かなかったかもしれない。鬱病の素質があっただけかもしれない。
世の中の人間は意識的にでも無意識にでもこんな事は踏まえた上で、バランスよく自分なりの賢い生き方をしているのだろうか。まあ他人のことはどうだっていい。
といったような考えに10代の大半と20代の少しを費やしたが、同じような内容が大学の哲学系の講義でサラッと語られていた。
読書をしていればこんな考えに時間を浪費する事もなかった。車輪の再発明だ。無学の悲劇だ、と笑われそうだが、自分はそう思わない。そこには単に理屈だけではない実感が乗っている。価値観のDIYのようなものだ。拙くとも自分で辿り着いた事に意義がある。今更のポジショントークなのかもしれないし、それのせいでバカみたいに勝手に苦しんでるんですけど。
女さんさあ、冒頭で『恋愛に「男らしさ」はまっったく関係ありません。』と書いておいてこれはなんだい?
4. 外敵から大切なヒトを守ってください
女性が一人で歩いていると、後ろからお尻を凝視されたり、暴漢に言い寄られたりします。もし男性とデート中に邪悪な輩に絡まれた場合は身を呈して守ってください。敵側にへり下ってなだめるのは逆効果です。女性にとっては味方が寝返って敵が増えたようにしか見えませんから。相対的に力があるのですから愛する人のためにその力を使ってください。最近ではクマに遭うおそれなんかもあるようですが、もしパートナーを置いて真っ先に逃げ出したりしたら、生還してもそんな男と添い遂げたいと思う女性はいないでしょう。ピンチの時に仲間を見捨てる相棒は仲間じゃありません。命をかけてください。
男らしくない男と添い遂げたいと思う女性はいないって自白しておいて、なにが『恋愛に「男らしさ」はまっったく関係ありません。』だよ。
そう考えると次の内容の正体にも気付くよね。
2. 男女平等にしてください
3. 女性を同じヒトとして扱ってください
女さんにとって『男女平等』とか『同じヒトとして扱ってください』というのは男と対等に扱ってくださいという意味ではない。
こういうことでしょ?
5. フラれても粘着して恨まないでください
これもそうだね、『モテたいなら男らしくスマートに接待しろ』『スケジュールを立てるときは女の都合を優先して特別扱いしろ』って意味でしょ。
寂しさが高じてクリボッチ・アドベントカレンダーを作っちゃった貴方。ごめん、正直笑っちゃったわ。負のバイタリティが凄くて。
お詫びにと言ってはなんだけど、私の知る限りの恋愛術をお伝えします。確かにおっしゃる通り、最近では女性を恋に落とすテクニックなんてのはタブーになってます。まぁ恋愛だろうと、自由意志をねじ曲げて支配するのはグルーミングだからね……。
そんな訳で、Xとか光のインターネットでは男性向け恋愛テクはすっかり見かけなくなりました。でもここは匿名だし、悪用厳禁ということで私の経験談+聞いた話を語ろうと思います。
まず誤解があると思うけど、今の若い世代の恋愛に「男らしさ」はまっったく関係ありません。
1.耳の裏を洗ってください
経験上、おじさんクサイ人は大体耳の裏の古い脂が溜まって酸化してます。耳の裏を石鹸で優しく洗ってください。専用のハサミを買って、眉毛を整えてください。実際にどうすればいいかはネットにチュートリアルの動画が落ちてます。要するに、清潔感を確立してください。古い下着はあちこちにほころびがあります。あまり知られてないけど煮沸消毒しないと落ちないタイプの雑菌もいます。そういう服は捨てるのがいいでしょう。新しい靴を下ろしてください。
2. 男女平等にしてください
実は、男だから女には奢るべき、みたいな平成の価値観を持った人がいまだにいます。そういうのって女からすると、直ぐに分かるもの。大抵は悪意がなくて無意識のうちに見下してるから、男らしく、などという男女不平等の態度を取るんだと思います。シンプルに男女平等を貫いてください。クラスメイトに話しても気後れしないような、明るみに出しても問題ない振る舞いを常に取り続けてください。相手の話に積極的に耳を傾けて、女性が聞き上手だからと言って自分の心を癒してもらうために自分の話ばかりしないでください。
これがポイントなんだけど、もし結婚しても、この原則は守ってください。
家族になった途端に、女をケア要員として一方的に寄りかかる男が一定数存在します。そうすると恋愛時代の男女平等な態度がすべて下心だったとバレます。将来の大切な家族を騙さないでください。
3. 女性を同じヒトとして扱ってください
これも男性にはありがちなんだけど、仲が良くなったからと言って女性に気軽にハラスメントの恐れのある話題や性的な狙いのあるボディタッチなどを連発する方々がいます。同格の人間として相手を扱ってください。少なくとも建前では性的消費はしてない、ってことにしてください。
4. 外敵から大切なヒトを守ってください
女性が一人で歩いていると、後ろからお尻を凝視されたり、暴漢に言い寄られたりします。もし男性とデート中に邪悪な輩に絡まれた場合は身を呈して守ってください。敵側にへり下ってなだめるのは逆効果です。女性にとっては味方が寝返って敵が増えたようにしか見えませんから。相対的に力があるのですから愛する人のためにその力を使ってください。最近ではクマに遭うおそれなんかもあるようですが、もしパートナーを置いて真っ先に逃げ出したりしたら、生還してもそんな男と添い遂げたいと思う女性はいないでしょう。ピンチの時に仲間を見捨てる相棒は仲間じゃありません。命をかけてください。
5. フラれても粘着して恨まないでください
主にインテリ勢に勘違いされがちですが、自由恋愛に差別は存在しません。その人が合うか合わないかは相性と時の運に強く左右されます。人間の脳が人が理解できるほど単純だったら自己矛盾です。恋する気持ちは人知を超えているからこそ面白いんですよ。昨日まで好き同士だったとしても急にカエルのように見えることもあるし、下心を出した瞬間バケモノに見えることもあります。一人でいるときに話しかけてくる男性は(距離感にもよるけど)魑魅魍魎以外の何者でもありません。気が変わった女性を追っても何も得られないので直ぐに解放してあげてください。喫茶店でもレストランでも何かあったときのために女性を出口側に座らせるスマートな男がモテます。束縛がマイナスなのは自明だと思います。だから逆は当然プラスです。
女性はメイクに時間がかかるし、男性に比べて服や靴も複雑な場合が多いです。女性に合わせて余裕のあるスケジューリングをしてください。
anond:2023112720181
14時くらいに、出かけることにした。
寒いから黒のパーカーに黒のロングスカート、タイツにブーツを履いた。髪は後ろに一つで束ねて、化粧をした。
マスカラは塗り方ひとつで目の形が激変する。研究に研究を重ねて、新しい塗り方を試してみたらうまく行った。嬉しかった。
ニトリで、ちょうどいいサイズの可愛いカゴを見つけた。セールで699円になっていた。ラッキーだ。今日はついている。
支払いをして、帰路につく。音楽は何にしよう。
最近はテイラーが好きだ。冬だけど、Cruel Summerにした。
信号が赤だったので立ち止まる。たくさんの人がいる。
白いシャツの、細身の男が私の前を通り過ぎた。
通りすぎ間際に、私の顔を覗き込んで、ニヤリと笑ってそのまま去っていった。
通りすぎ間際に男に顔を覗き込まれる。
追い越し間際に振り返られて、男に顔を覗き込まれる。
すれ違い側に男に顔を覗き込まれる。
よくあることだ。もちろん気分は良くない。あまりにも失礼だ。
そんなことを考えながら、家に向かって歩く。
男が私を追い越していった。
白いシャツの細身の男。
さっきの男だ。
またも、私の顔を覗き込んで、ニヤリと笑った。
ザッと血の気が引いた。
男がさっき渡ってきた横断歩道はどう考えてもこの道にはつながらない。
偶然じゃない。
「こいつは私に用がある」
「こいつは私を不快にさせるという目的のもと、この行為を行なっている」
家はすぐそばだ。
ただ、家に向かえば向かうほど人通りの少ない道になっていく。
このまま真っ直ぐ帰れない。
私は一目散に来た道を引き返した。
一番近いコンビニはどこだっけ?一番メインの人通りが多い道はどこだっけ?
奴を撒こうと、私はあらゆる曲がり角を曲がり、走り、あの男はいないかと、後ろも、前も、横も凝視した。
白い服を着ている男は全員そいつに見えた。そしてこの季節だ。コートやパーカーを羽織られたら、もう遠目からじゃ気づけない。
安っぽい呑気なBGM。ごちゃっと並んだ野菜。肉。私が直面する恐怖と対角線上にいるような、何も知らない空間だ。
店内はガラス張りだから、店の奥に進んだ。お酒のコーナーだった。
ようやく少し冷静になる。
明るい時間帯に、普通の服をきて、買い物をして、普通に家に帰ろうとした。
それだけだった。
「家に帰る。」
これができなかった。
むしゃくしゃして、ワインのボトルとビールを買った。これ以上、もう何も考えたくなかった。
店を出る。後ろ、前、左右を確認する。鍵を握りしめた。
鍵を取り出す瞬間を見られたらまずい。「家が近いんだ」とバレてしまう。
イヤホンはつけなかった。何度も周囲を見渡し、私はマンションに飛び込んだ。
再度振り返り、急いでエレベーターに乗り込んだ。
交番の前をわざと通ろうと、遠回りする。人通りの多い道を、と遠回りする。
鍵を握りしめて、何度も後ろを振り返る。
時として、誰かと電話する振りをする。
時として、誰か友達に「あとつけられてるかも、やばい」とラインして、その子から緊迫した声の電話がかかってくる。
すれ違い側に、目をガン見されて顔を思い切り覗き込まれる。数百メートル以上、横で顔を覗き込まれて話しかけられ続ける。
腕を掴まれる。
目の前に立ちはだかれて、真っ直ぐ歩けない。
見た目が気に入ったから、後をつけてやろう。話しかけてみよう。
声をかけたけど、つれない反応をされた。じゃあ暴言吐き捨てて嫌な気持ちにさせてやろう。
なぜ、そんな思考になる?