はてなキーワード: Rumiとは
今日は、体調が悪くて、自宅勤務にした。
朝8時にキッチンでコーヒーを淹れているわたしに、Boが「今日は早いんだね」と声をかける。
わたしは、一瞬、絶句して、イラっとして無視しかける。だけど、理性がかろうじて勝つ。
「いつもは5時に起きて、あんたが起きる頃には、会社にいて、家にいないから会わないの。」
「いつも?いつも、Rumiさんは10時頃に起きてきて、コーヒーを淹れるよね。」
でも、何とか思いとどまる。
「ああ、言い方を間違えた、ごめんなさい。
わたしは、平日のうち80%から90%は、朝5時に起きて、6時には家を出る。
だから、8時にBoが起きてキッチンに来た時に、わたしを見ない。
わたしは、仕事が休みの日は10時頃にキッチンでコーヒーを淹れる。
だから、今日は、平日の普段のわたしの行動と比較をすると早くない。
「分かった。」
ここでわたしが「いつもより、ゆっくりなの。分かる?」と聞いたら、Boはたぶん「分からない」と答える。
多くの人にとって、なんてことのない「いつも」という言葉のニュアンスをBoは理解できない。
何度説明をしても、自分が見ていないものは存在しない出来事で、想像をすることができない。だから、自分が寝ている間に起きて、準備をして仕事に行く私を想像することができない。
Boにとっての世界は、自分が起きたときにはじまり、眠ると消える。
だから、世間的には早起きをして仕事に行っているわたしを、Boは、朝10時に起きてのんびりとコーヒーを淹れている人としか認識できない。
彼が悪いわけじゃない。