会員を利用回数でランク分けし、ランク上位ほど配車されやすくするらしい。
それでなくてもタクシーアプリの普及で流しのタクシーはつかまりにくくなっていて、実質値上げ(基本料金に迎車代がかかる)みたいになりかけているのに、さらに下層民は配車さえもされにくくなるらしい。
ほとんどタクシーを使わない人が、奥さんの出産に間に合うために今日だけはとタクシーを呼ぼうとしてもなかなか配車されずに、「暑いから乗っちゃう?」みたいな軽い気持ちのタクシーヘビーユーザーが、路肩で絶望する彼の前を「涼しい〜」と通り過ぎていく。素晴らしい格差社会。
タクシーを「公共交通機関」とするかどうかは議論の分かれるところのようだが、その利用者に格差をつけようとしていることは、個人的には最低の行為だと思える。どんなサービスでも資本主義の論理に従えば、金を出すものだけがどんどん得るようになるのは当然のことだ。タクシー公共のものではない、とタクシーGOの社長は考えているのだろう。