自分は高校時代、いじめられており友達もいなかったため、あまり良い思い出がなかった。
いじめと言っても、直接暴力を振るわれるわけではなく、陰口を言われたり、近くを歩いているだけで「キモい」と言われたりする程度だったので、基本的に無視していた。
大学は上京し、同じ高校の人がいない大学に進学して、高校時代のことを忘れるほど楽しく過ごしていた。
大学卒業後、海外の国際機関で働いているのだが、高校時代の学年主任からFacebook経由で「同窓会誌に載せたいのでインタビューを受けてくれないか?」という依頼が来た。
高校の同級生は嫌いだったが、学年主任には悪い印象はなかったので依頼を受け、Zoomでインタビューに答えた。
数か月後の同窓会誌に掲載される予定だったので楽しみにしていたところ、教師から突然「お前の記事は差し替えになった」との連絡が入った。
曰く「校正までは終わったが、入稿の段階でこの内容は掲載できないという話になり、取りやめになった」とのことだった。
高校時代の少ない思い出をポジティブに語り、現在の活動について話しただけなのに、なぜ圧力がかかるのかと思ったが、どうやら校正を見た同級生が「陰キャだった彼が海外で活躍しているなんて許せない!」ということで同窓会誌編集部に抗議をしたらしい。
そんな抗議で記事を取りやめにする編集部も情けないし、そんなことで抗議する同級生はもっと情けない。やはり高校時代のカースト上位の人たちにとって、陰キャが陰キャのままでいてほしいのだろうか。
下がいてようやく精神が安定するタイプはどこにでもいるから……
いやそれその教師が120%悪くね?(20%はけしかけてる部分)