2024-04-13

誤用ではなくなった誤用ですらない誤用ってたまにあるじゃん?「多重誤用」とでも呼べばいいのだろうかねアレは?

「俺の性癖にピッタリだ!」←癖でも性的趣味の話でもなく単なる「趣味」の話をしている

みたいなのってモヤっとするよね。

性癖」は元々「性格」+「癖」で、特定個人集団の行動特性を指している言葉だ。

だが「性的趣味」を意味する短い言葉存在しなかったため、いつからかその意味で流用されるようになった。

そこから派生したのか、「性癖性的意味はないよ」という誤用指摘を曲解したのか、性と無関係趣味の話に性癖を持ち出す人が出てくるようになった。

言葉の扱い方としてこれは流石にどうなんだろうか?

敷居が高い」を単に「「ハードルが高い」として使うのは流石にまだ早い

多重誤用の多くが意味拡大解釈によって行われている。

たとえば単に「ハードルが高い」と言えばいいだけの場面で、「敷居が高い」と言ってしまったりすることによって起きるわけだ。

敷居が高い」が「後ろめたい」に限定されなくなったというのは事実だ。

からといってなんでもありになったわけじゃない。

流石に「敷居」が存在しない場面でまで使って良いものではないと思う。

一度誤用されてしまった言葉が更に誤用されることはちょくちょくある。

そもそも元の意味が分かりにくいというのもあるのだろうが、それ以上に「誤用ではありませんよ」と言われたのを「じゃあもうなんでもありでいいのかな?」と拡大解釈されることが多いんじゃないだろうか。

いや、分からんな。

とっさに出てきた例がこれぐらいしかいから、案外そうでもないのか?

それとも単に一度誤用された言葉が更に誤用されるのが気になってしまうだけで、言葉誤用なんて日常に溢れているのか?

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