親戚が集まるので、ちょっとした宴会になるのだけど、お義父さんの話題がどう考えてもYouTubeの「日本すごい動画」の話ばかりだった。
「日本は安くて美味しいものが食べられる」「日本語は素晴らしいから日本人は英語を学ぶ必要はない。英語では表現できないが日本語でしか表現できないことがある」「(ヨーロッパの国名)人も日本のパンを誉めている」「(アジアの国名)人じゃ日本人のようにはできない」と、いかに日本がすごいか、日本人がすごいかを語ってくる。「そういう動画がYouTubeであるんだよ」で締める。聞いててあまりに辛い。
(ヨーロッパの人から見て)日本の食が安く思えるのは円安や日本が経済成長思うようにできてないことがかなり効いているところがあるし、「日本語でしか表現できないことがある」は日本語に限らず様々な言語で見られることだし(「サウダージ」がいい例だろう)、ヨーロッパを上げておきながらアジアを下げるところに差別感情が伺えるところも辛い。自分の親だったら全部にマジレスして「恥ずかしいからYouTubeが出典の話をしないでくれる?」くらい言うと思う。でも自分の親じゃないから言えない。義理の親は自分の親じゃない。自分の感情的に「そうなんですねー」とも言えないから、ひたすら曖昧な相槌を打っている。割と苦行だ。
これを聞いているのが自分だけならまだいい。ただこれを横で素直な20代の若者が聞いていて、「そうなんだ〜」と横で言っているのが正直一番辛い。全部にマジレスして「そんなことないよ」って言いたい。でも自分の立場を考えると言えない。
夫に言ってもらえばいいじゃんと思うんだけど、夫は自分の親が「日本すごい動画」や「陰謀論の動画」を見てるのに関しては心底どうでもいいらしい。いや、私も怖いもの見たさで見てるだけならいいと思うけどさ、それを親戚が揃ってる場で堂々と言うのは結構違うのでは?!と思うんだけど、本当にどうでもいいんだろうな。
なんで別れないのか。謎
サマーウォーズで酔っぱらったら陣内家の話始める次男みたいなもんじゃねえの?
そこら中にいるんだから1人くらい増えたってへーきへーき