2023-10-26

令和の虎から学ぶエンターテイメントの構図と人間残酷

令和の虎、面白い。ほぼ全部見てる。見すぎて、自分なりの解釈が固まったので書いてみようと思う。

令和の虎の構図:

中小企業経営者である虎5人と志願者と主宰がいる。志願者は新しいビジネス企画についてプレゼンし、虎・主宰との質疑応答を経て、出資されるか否かがその場で決まる。

視聴者は、その中の誰の目線に立って見てるのだろうか。おそらく大半は、虎、である

強いもの(虎)に自身を重ね、論破するのを見て痛快に感じる。

もしも、ポンコツな志願者に自身を重ねる人がいれば、始終”口撃”されるのだから見るに耐えないからだ。

口撃、と書いたが、ここで重要なことは、虎と主宰は、本気で志願者のためを思って助言したり、投資を決めたりしている、ということだ。そうでないと、ただ単にポンコツな志願者に説教してスカッとしたいだけの輩になってしまうからだ。虎が言うことは常に正しい、という前提がある。だから虎と視聴者から見れば口撃ではなく、助言だ。

なぜ、虎は常に正しいのか?それは、志願者よりも稼いでいるかであるビジネス世界ではお金をたくさん稼いだ実績の持っている方が正しい。もちろん、理念大事だが、それは利益を生み出していることが前提にある。

令和の虎を運営している方々は、おそらく、このエンターテイメントの構図を熟知していると思う。だから定期的にポンコツと呼ばれる志願者が出る。

毎回ポンコツだと、視聴者にとってみると、ただのイジメに感じてしまうから、出しすぎないようにするのがミソだ。

人間は何かを攻撃するを見るのが本当に好きな生き物だ。令和の虎の構成は、狙っているのかわからないが、この攻撃性を巧みに利用していると思う。以上。

  • あんなクッソ気持ち悪い番組誰が見てるんだろうと思ってたけど、虎側視点で見てるのかあ、なるほどなあ キモいなあ…増田には悪いけど、虎達がクソキモいからなあ

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