2023-10-22

10/22 白い肌に狂う鞭を観る

今日バイトがあった。

バイトが終わった後、いつものように図書館へ向かう。何となく手に取った”眠れない一族食人痕跡殺人タンパクの謎”という本が面白かったので少しずつ読み進めていきたい。

帰宅後、純豆腐を食べながら、アマプラで白い肌に狂う鞭を観る。

耽美ホラー映画でどのシーンも絵画のように美しかった。浮雲でも思ったが相手のことを好きになるほど憎しみを増す、ましてや互いの関係性的錯誤だとなおさらかな。こんな趣味を持つ自分自身を認められないと背徳からか余計に燃え上がるものなのかもしれない。愛していたサド気質な男の亡霊に取り憑かれ苦しんでいた主人公が、その男の亡骸が燃え上がる棺桶の隣で相手短剣で殺そうとしても結局見えている者は幻なので自分自身を突き刺してしまうシーンの物悲しさ、それから棺桶の中で燃え上がる鞭が迂曲するショットで終わる一筋縄いかない愛憎入り混じる複雑な人間関係が伝わるラストは良かった。贅沢を言うともうすこし主人公周辺の人間関係も掘り下げて欲しかったが、ホラー映画にそこまで求めてはいけないか

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