ちなみに夫が稼いだお金は「家庭のお金」であり「家庭のお金でプレゼントを買うこと」に関してどう思うかの話である。「稼いだ給与は俺の金だろと主張する夫」や「家事も育児もしていない専業主婦」というゴミの話はしていない。
本題に入るが、プレゼントの本質はなんだろうか。「あげる行為」と考えているか、「あげた物(結果)」と考えているかで考え方が異なると思う。
行為派であれば、渡そうとする気持ちや渡す人を想ってプレゼントを選ぶ時間そのものが「プレゼント」であるから、仮に原資が家庭のお金であっても喜ばれる。
一方で結果派は渡された物やサービスそのものをプレゼントと考える。そして祝いの気持ちで渡す物である以上、プレゼントにおけるリスクやコストの大部分を渡す側が負っていなければおかしいということになる。
お小遣いを貯めた場合を除いて夫婦の給与は共有財産なのだから、単にポチっただけのプレゼントの場合は妻と夫がほぼ半々にコストを負うことになる。プレゼントではなく、ただの買い物である。
行為派の場合は好きにプレゼントを贈れば良い。家計に影響のない範囲であれば相手は喜ぶだろう。
結果派の場合は、(お小遣いで用意するのが難しい場合は)コストの大半を負うもの...例えばちょっと手の込んだ料理や手作りのケーキの方が喜ばれる。入手するのに一定の労力がいる物もこれに入る。
どちらの考えも間違っていない。