■イラストAIサービス閉鎖の件は絵師も技術者も感情的でどっちもどっち

まずあのサービスが良くなかったのは、「特定の絵師の絵柄を高度に再現したイラストを生成しよう」と謳ったこと。つまりトレス行為をAI任せでやってこうねと言っているようなもので、そりゃあ誰が見てもダメでしょ。トレス行為はモラルを問われるし、炎上のネタとして可燃性が高い。

だから他のAI絵画サービスと同じ機能で、コンセプトを「日本の美少女キャラクター特化のAIイラスト生成サービス」にしていれば別に炎上もしなければ、ましてや閉鎖に追い込まれるなんてなかっただろう。現に中国発でそういうのが出てきたけど炎上もなにもしなかった。

しかし、世の中は「AIにイラストを学習させる是非」という話題でもちきりになった。正直どいつもこいつも頭が悪い。

何よりたちが悪いというかめちゃくちゃキモいのは、技術者側が冷静な風で「技術の進歩にAIは不可欠なんだから反発するな」と言っていること。これ、技術の進歩と文明の発展を歴史を紐解きながら冷静に諭すよう高尚な視点で語っているようで、結局は絵師側の感情的な反発に対し同じレベルで感情的に反発仕返してるにすぎない。あぁキモい。論点を全く分かってないのに分かった風で語ってるのが本当にキモい。

「このサービスが閉鎖に追い込まれたのは大きな損失だ」とか言っちゃって。本当にキモい。

もうすこし「何が起きていて何が問題でどうすべきなのか」を考えられないものだろうか。絵師も技術者側も両方。

Permalink | 記事への反応(3) | 21:25

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