あだち充ファンなのだが、モブへの気持ちを考えると居たたまれなくなるのはH2の野田かな。
主要キャラの良き理解者としてタッチの孝太郎と似たような役回りなのだが。
タッチの場合、物語の軸は達也と南とである意味閉じている。(和也との関係はあくまで達也の内面の問題)
なので孝太郎も側にいることが多いというだけで、2人の関係性からの位置としては新田や原田とかと等距離で見れるのよ。
H2の場合、主要キャラが4人となり他校にも配置されたことで関係性に広がりが出た。
主要キャラ以外の描写も増え、4人との関係性とは独立して物語が描かれたキャラも多い。
木根とか柳とか広田とか。
その広い関係の中で野田は主要4人に誰よりもガッツリ関わり重要な局面にもたびたび登場するのに、4人の深い部分に入り込むことは全くない。
極めて便利なモブとしての役割を完璧にこなすだけで、あれだけ4人との関係性がありながら物語の核へ参画することが全くないのだ。
あだち作品は物語の軸となる描写を主要キャラのみに絞り込むのは徹底しているし、それがテンポの良い展開につながっているのだけど、
野田の4人への距離が際立って近く描写されているだけに、読後感として残酷さを強く感じた。
この立ち位置のキャラへ救済を試みたのがクロスゲームの赤石なのだろうけど、同じ位置にいた中西が完全に空気になってしまった。難しいね。
例えばホラー映画でよくあるシーンで、霊に呪われた人がトラックに轢かれて死んだりするじゃん。 トラックの運転手がかわいそうって思ってしまう。
あだち充ファンなのだが、モブへの気持ちを考えると居たたまれなくなるのはH2の野田かな。 主要キャラの良き理解者としてタッチの孝太郎と似たような役回りなのだが。 タッチの場合...
これはけっこうわかる、 3秒でいいから「轢いたとおもったら死体が消えて」とか嘘にしてあげてほしいし 「医者の誤診が」とかだと医者の将来に響くとおもう でもホラーもやっぱり...
せやな
ワイも異世界転生者を轢いたトラックドライバーとかのその後が気になる