今でも誰かの
上辺ばかり気にしてる
その姿を指差して
笑って気付けば
鏡の中の自分だった
少し老けたおばさんなのに
全員注目してるらしい
脅された
今の職場で
何が正しいの?誰を救ったの?
知らぬうちにまた一つ
鬱憤を溜める
どこが駄目なのかな
すぐ否定されるね
私の年収を
覚えていますか?
そしたらもう
風に溶けて消えるだろう
今更何に変わろうが
ノートを黒く塗りつぶして
暴かれたらきっと終わり
永遠にもう会えない
何もかも
どこへ行きたいのか
わからないまま
逃げ出せば良かった
私はもう私じゃ居られないから
張り付けた笑顔で笑ってたんだ
怒号の飛び交う職場で
全てのミスを拾いながら
悲嘆にくれる日々
せめてあと一週間
親切さで
今はもう苦しくて
当て付けにされてるだけだけど
支えると言ってた人が
今更裏切り始めたんだ
靴を舐めるなら許すと
そう言って歪な笑みで
生きていくんだ
それだけだ
暑さにやられそうな都心の
オアシスは干上がった
ここには何もない
今は地球上どこにも
居場所なぞなく、輪に入れず
卑しい身分のまま
手を擦り合わせてる
音楽も聞こえない
忙殺されて、ひしゃげた
堅苦しい夢の途中
終わることもなければ
始まることもない
ただ胎のような、青空を蹴った