2022-02-25

ウクライナ情勢と名人

別に今回の例に限らずだが、戦闘が発生すると方方の人々が軍拡核武装の推進、憲法改正安易に言うのが引っかかっている。外交は様々な要素が絡み合っており、軍事力はその一つである。割けるリソースは有限で、軍事力の増強のために何を削らざるを得ないか、その影響も考える必要がある。また、特定の国の脅威への対抗としての措置がまた別の国の警戒を生み、自国に影響を及ぼすことも往々にしてある。国家規模の違いによる限界指導者パーソナリティなど検討すべきことは多々あり、外交煩雑だ。

一知半解現実の都合の良い側面だけを見つめてリアリストを自認し「こうすれば良い」と主張するのはゲームプレイにおける名人様の戯言のようなものだ。我々は事情通でも名軍師でもない。ある施策をもって状況が劇的に良くなるか、副次的作用があるか、どれも満足に判断できない。

難儀な問題を前にして安易結論に飛びつかず、やりきれない気持ちを抱えることから逃げてはいけない。

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