アカザと炭治郎、富岡が戦ってる場面でタンジローが逆さまに描写されているコマがある。首を斬られたアカザになおも標的とされた富岡をかばってる場面だから、つまりそういうコマなんだろうけども、どういう姿勢を描いてるものなのかいまいち判然としない。地と図が識別できないようなこの感覚。
手っぽい部分があるがそれは誰の手だ?というか腕と足の区別すら俺は読み取れていない気がする。
こういうことは他の部分でも見られた。現実には存在しない異形の物と、現実には存在しない人間の技がぶつがるシーンではそれらが絡まりあって輪郭が特定できなくなってしまうみたいなことがあるのだ。ただでさえ見慣れていないものなわけだからそれがもつれあってしまうとどれが一方の全体なのかとかいったことが分からなくなってしまう。
かぐや様みたいな日常の範囲を出ないものをカラー化するぐらいなら鬼滅のカラー化に努めてほしい。白黒だから余計わかりにくいわけだ。
それはアニメ化したことで事足りてるって?かぐやだってアニメ化したのにもう20巻あたりまでカラー化してるじゃん…
そういば白黒の状態でそうふうふうにコマ自体が何を描いているかということが判然としないことがありそうなのにアニメに落とし込むんだからスタッフすごいな。いや俺の認識能力が劣っているだけなのか。バトルという題材自体は好きなのにもやもやが勝っていまいち楽しめないこと多し。