あれ、わざわざ片側空けてるの、スペースの無駄でイライラするって人多いけど。
その昔、まだ“急ぐ人のためにエスカレーターの片側を空ける”という習慣がなかった頃、みんなどういうふうにエスカレーターを使っていたかというと、左右バラバラに乗っていて、詰めて乗る人なんてほとんどいなかった。
もちろん、2人連れの人は一段に二人で乗ってることもあったけど、一人で移動する人はそれぞれ一段に一人で乗って、右か左を開けていた。
普通の人は、パーソナルスペースを確保したい生き物なので、見知らぬ他人と、あの狭いエスカレーターの幅で隣通しに立って移動したくはないのだ。
女子高生の隣にキモいおっさんが立ったりしたら、ちょっとしたセクハラ扱いされかねないし。ま、昔はセクハラって言葉もなかったけど。
だから、自分が子供の頃は、“みんなもっと詰めて乗ればいいのに、それぞれ一人一段を確保するので、エスカレーターに行列ができている”といつ光景はよく見たものだ。
つまり、昔もほとんどの人はエスカレーターの片側を開けていた。ただ、同じ側を開けていなかったので目立たなかっただけだ。
やがて、“欧米では急ぐ人のためにエスカレーターの片側を空けるのが常識。日本は実に遅れている”という話がどこからかひろまって、ああ、さすが欧米の人は合理的で進んでいるなあ皆で見習おう、ということになり、現在に至っている。
そういえば、昭和の頃は駅の階段にはあまりエスカレーターがついていなかった。
やがて、どの駅にもエスカレーターが整備されるようになり、階段がなくてエスカレーターのみ、なんてところも増えた。ちょうどその頃には、“急ぐ人のために片側を空ける”という習慣が根付いており、エスカレーターしかなくても、急がない人は片側でのんびり立ち止まり、急ぐ人は片側を歩くという、階段がなくも実に合理的に人をさばく方法が成立するようになっていた。
なお、自分は“片側が空いてるエスカレーター”をみてスペースが無駄だとおもったり、イライラしたことはない。
ちなみに俺はそのときの気分で右に乗ったり左に乗ったりする。 見たいものがある方に乗るというか…。 歩いて上りたい奴は階段使えと思ってるんで、後が支えても譲る気はない。
「見たいものがある」ようなエスカレーターってそんなにあるかねえ。都内の駅やデパートで左右で見えるものが違うエスカレーターってちょっと思いつかないわ。
都内住みじゃないけど、片側が壁とかただの通路とかあるんだよね
ソーシャルディスタンスで3段あけろってなってるし エスカレーターの縦のギザギザ部分に液晶モニタをつければいい
エスカレータの高速運転をすれば歩くやつは減る タイミング合わせられないどんくさい奴は外に出るな