高校生時代の友人がクラスでいじめしてたらしいことを数年越しに今知った。休日に数回一緒に遊びに行ったくらいの仲だったけど、部活での知り合いだったし文系理系も別だったのでクラスでのそいつの顔を一切知らなくて、聞くと自分みたいに卒業して数年経ってから知って驚いたって奴が他にも何人かいた。自分といるときは全然そんな雰囲気なくて、むしろ優しくて気を配れるタイプだと思ってただけに驚いたんだけど。
それ以上に怖えなって思ったのがそいつは所謂ざまあ系?の過激な復讐漫画が好きだったんだよな。法で裁けない悪を依頼された主人公が拷問したり殺したりして成敗しますみたいなやつ。そいつに借りて読んで当時の自分もそこそこハマったから覚えてるんだけど、その中にいじめられてるけど親に心配かけたくないし教師も対応してくれなくてだからいじめっ子達をなんとかしてくれって話があったんだよ。オチはあんまり覚えてないけどまあ主人公がお仕置きしましたとかそんな感じだったと思う。
どんな気持ちで読んでたんだろう、というかその漫画を読んでスッキリして面白いなと思ってたんだろうか。自分が成敗される側と同じことしてたのに?自分はこいつらとは違うと思ってたにしろ、同じだとわかってて現実はこうはならんって思ってたにしろ、めちゃくちゃ怖いなと思った。いじめてる側は罪の重さを感じてないとか自覚がないっていうのにそうは言っても多少あるだろと思ってたんだけど本当にないのかもしれない。
自覚は普通にあって、そうやって人に「復讐される」「拷問される」ことを想像して快楽を覚える性癖、という可能性はないだろうか。
これが一番怖い