2021-07-31

男同士のエロティシズムに求めるもの

別に男同士で男女の関係再生産など求めてはいない。

求めているのは「オスに屈服するオス」だ。

オスのオスに対する屈服とは、絶対的な敗北だ。なんだかんだで一長一短、持ちつ持たれつなオスメスのそれとは違う。お互いにお互いを支配し、利用し、同時に相手にそれをされる関係だと言えるオスメスとは違う。オスの敗北は、自分のオスとしての役割喪失であり、生物としての立場を奪われること、己が劣ったオスであることを認め、己の価値尊厳存在意義を奪われることそのものだ。

オスは、自分より優れたオスに絶対に逆らうことが出来ない。メスは自分より強いはずのオスに逆らえる。男女は常に平等では決してないが、全体で見ればその力関係は均衡だ。だがオスは違う。オスは己を凌駕するオスに逆らうことは決して出来ない。きっと本能的な部分にそういう命令が書き込まれているのだろう。つくづく我々は所詮ただの動物に過ぎないと思わされる。

勝者と敗者の関係性は、エロだ。勝者が敗者を従え、己の力を誇示する。その一方で、敗者は勝者に跪き、己が劣っていることを無様に認める。最高のエロだ。これを究極的に突き詰めると、それは男性同士の関係であることが一番理想的なのだ。だから私は男同士の容赦なく残酷エロが大好きだ。オスがオスにマウントを取り屈服させる動物行為が大好きだ。

ここでも、正直に告白すると、メスに反発することは出来ても、強いオスに反発することだけは出来ない惨めで無様な敗北者のオスが沢山いて興奮する。オスは強いオスに逆らうことが出来ないことを改めて確認できる。好きだ。

無論、オスに敗北するメスとか、メスに敗北するオスとか、あるいはメスに敗北するメスとかも好きだ。だが、勝者と敗者の関係性の残酷さを浮き彫りにするのは、やはりオスとオスの場合が一番だと思う。

  • セックスにおいていちいち「勝つ」「負ける」を気にしているのは男性向けの特徴だが、これこそまさしくオスのマッチョな価値観の表れであり、そのマッチョな価値観に従えば最終的...

    • んなんレスリングでもみておけよ・・ スポーツポルノジャンルでもつくって団体でも旗揚げしてろっての

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