2021-05-08

オリンピック中止はおそらく決定事項

オリンピックは中止される。今はただ、意思決定者がベストタイミングを待っているだけだ。

オリンピックを中止する権限、決定権があるのは誰か。興味ないので調べてないが、選挙で選ばれる立場の者だろう。まあ誰でもいい。その人(人たち)は当然、今となっては国民の7割が反対するオリンピックを強行すれば、もはや自分が「社会の敵」になり、「自分とその身内にとって大損となる」ことを強烈に認識してる。「開催は可能です」とか表向きは主張している彼らも、もうオリンピックなんて絶対やりたくない厄介ごとだと考えている。

オリンピックは開催されない。(あるいは最低でも再延期となる)。

もはや彼らの問題は「開催するか否か」ではなく「いつ中止を切り出すか」になった。

今ではない。なぜなら、IOCというスポーツマフィアが居る。あのバッハ会長厚顔無恥さを鑑みるに、この未曾有のパンデミック下であってもオリンピックを中止すれば莫大な金を請求される可能性が高い。それを許容すれば、それはそれで意思決定者やその身内が「社会の敵」になりかねない。

今まさに、主に海外メディアのおかげで世界的にかつ急激に以下の世論形成されつつある。

日本は今年オリンピックを開催すべきではない

日本が中止に踏み切れないのはIOCが悪で中止したら莫大な金を請求されるから

IOCが開催にこだわるのは金のため

今、日本意思決定者は以下のような事態が起こることを期待している。上から順に期待度が高い。

IOCが先に折れて譲歩する(世界世論次第ではあるいは)

国内世論が完全に五輪どころじゃなくなる

世界世論がより中止に傾く(参加を見送る国が激増など)

得られる結果としては以下のどれかを想定している。上から順に望ましい。

オリンピックは中止。IOCに金を払わずに済む

オリンピックは中止。IOCに金を払うが世論意思決定者を称賛

オリンピックは中止。IOCに金を払うが世論意思決定者に同情的

オリンピックは中止。IOCに金を払いその帰結責任を追及されるが開催時のダメージよりは軽い

なんにせよ開催はない。

そう考えた時に、意思決定者が取るべき最良の選択は「開催が中止できる期限のギリギリまで引っ張って中止を決定する」だ。コロナは収まるわけがないし、世論もどんどん中止に傾くので、「ギリギリまで引っ張れば引っ張るほど世論が中止の意思決定に沿うこととなる。あわよくばIOCに金を払わずに済む」からだ。

損切りがうまかった」というタイミングはもうとっくに過ぎた。今更中止を言い出しても、「遅いわ」となり評価されることはない。だったら毒をくらわば皿まで。実利を取るためにギリギリまで引っ張るのが得策というものだ。

なんにせよオリンピックは中止される。最低でも延期だ。これはもはや、意思決定者の中で「決定事項」になっていると想定するのが妥当だ。

  • 単に下のようなデッドロックになってるだけだと思う。 牟田口「作戦中止なんて言えない。顔色で察してほしい」 河辺「牟田口はなんか言いたそうだったけど、俺から作戦中止言いだす...

  • 今思うと安倍ちゃんが急に具合が悪くなったり、森さんが変な失言をして辞めていったのはわざとだったのではないかと思えてくる。 誰も火中の栗を拾いたくなかったからだよね。 考え...

    • 森のおじいちゃんだけは後先短いのもあって、老害力で全て無関係で開催させそうだったから退陣してよかった

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