2歳を迎えた姪っ子の話、3本立てである。
姪っ子は非常に面倒見がいい。保育園でも同級生の面倒を見ているらしい。
家ではペンギンのぬいぐるみ(以下ペンペン)2体を寝かし、ブランケットをかけようとする。しかも1体ずつかけるブランケットの色を指定しており、逆の色を渡すと怒られる。厳しい。
この面倒見は増田にも適用される。前にうとうとしていたら姪っ子がブランケットを掛けてくれた。それからは時々「ちゃん(増田の呼び名)、ねんね!」と眠くなくても強制的に寝かしつけられ、ブランケットを掛けられる。
ちなみに父はうとうとしていると「じいじ、おーきーて、よむ(「絵本読んで」の意)」と起こされる。何の違いだろうか。増田も起こしてくれませんかね。
先日姪っ子にリュックをプレゼントしたところ、大喜びしてくれた。その日は遊びに来てから帰るまで、ずっとリュックを下ろさなかった。
姪っ子の中ではリュックを背負う=お出かけらしい。中に物を詰めてリュックを背負うと、「いってきまーす」と歩き出す。あいさつがよく出来る子である。
ただ、小さいペンペンを詰めてそのまま持ち帰ったことがある。ペンペンのお泊まり保育だった。姪っ子家でペンペンは取り出されたのだろうか。増田家ではペンペンしか知らない。
風邪で病院にかかっているからか、最近お医者さんごっこをよくするようになった。
スタートは長座椅子の陰だ。何やらよくわからないことを叫び(たぶん「次の方」みたいなやつ)、姪っ子がローテーブルまで駆けていく。医者が移動する珍しいスタイルだ。
そして、患者役の母の手のシミに何やら塗り薬をつけるフリをしてくれる。母の「先生治りますか?」には「はい」と応えてくれる。いい医者だ。
ただ、治療もそこそこに切り上げて長座椅子の陰に戻っていく。母の「終わりですか?」には「おわり〜」と投げやりだ。そしてまた何やら叫び、次のタームが始まる。律儀でかわいい。
バシーン!