2021-04-18

なぜ団体スポーツ監督が代わると成績が上向くことが多いのか

毎年何チームも監督シーズン途中交代するJリーグや、たまに監督が「休養」と称して途中交代することがあるプロ野球などでは、監督交代後にチームの成績が良くなることが多い。

これは何故かと言うと、この監督は交代が近いと選手たちから思われるようになると、選手があまり練習試合で本気を出さなくなる。交代が近い監督に対してアピールしても意味いからだ。当然ながら試合には負け続け、監督交代につながっていく。

で、いざ監督が交代すると、それまで試合で手を抜いていた選手たちの態度が一変し、練習試合めいっぱい監督アピールするようになる。その結果成績が向上しやすい。

まり、交代前後監督の手腕にはあまり関係が無い。もちろん交代前の監督がロクに戦術約束事やシーズン通じて戦える体力を仕込めないダメ監督である事も多いのだが、いくらダメ監督から普通以上の監督に変わったとしても、週に1~2試合あるJリーグやほぼ毎日試合があるプロ野球で、そんな短期間に戦術約束事や体力を仕込めるわけがない。

要は監督交代によってモチベーションが思いっきり変わるから、成績が良くなるのである。これが「監督交代ブースト」の仕組みである

ただ、この監督交代ブーストはあまり長期間は続かない。交代後の監督の「本来監督としての能力」によって成績が良くなったわけではないから、その監督が翌年も留任すると、意外と結果が出ないことも多い。

またシーズン序盤に監督交代した場合も、短期間で息切れしていることも多い。これはシーズンインまでに選手層と体力・戦術面で良い準備が出来ておらず、それを1年間ひきずったためである2012年ガンバ大阪が好例だ。

またまたそもそも選手能力が低い場合短期間で息切れする。1984年ヤクルトが好例だ。

今年はJリーグで序盤の監督交代が相次いでいるし、野球ベイスターズがそろそろ監督交代の頃合いだ。しかしどちらも選手能力シーズン前の準備に問題があったとみられるから監督交代してもあまり状況は良くならないだろう。

  • 元書き込み見て、思いついたのを5chに書こうと思ったら今はAA樹形図は書き込めない仕様になってんのな せっかく作ったのでここにぶら下げとく(字下げは5ch仕様のまま) 監督交代樹形図 ...

記事への反応(ブックマークコメント)

ログイン ユーザー登録
ようこそ ゲスト さん