虐待を受けていたわけではない。可愛がってもらっていたとも思う。金銭的な援助もあっただろう。それでも祖父母に対して嫌悪感しかない。
友人を悪く言われたこと。
中学生のとき轢き逃げにあったが、軽傷だったこと、祖父母の顔見知りだったことから警察沙汰にしなかったこと。
ホワイトボードの友人からの中学卒業メッセージを消されたこと。
働いていた業界の不祥事がニュースになる度に小言を言われたこと。
他にもいろいろあったと思う。田舎育ちだからか、彼らの年代特有のものなのか、マウントをとられていたのだと思う。
私は高校卒業後に家を出ており、結婚し、別の世帯として暮らしている。来夏子供も生まれる予定だ。彼らの理想の孫であれば、子供を連れて実家に顔を出すのだと思う。
私が彼らと過ごした時間の多くは、私が子供で彼らが大人だった。今は私が大人になり、彼らは認知症の症状が出てきたり体も弱り、力関係は逆転している。もう彼らに従う必要もないのだ。