2020-12-21

家族(らしきもの)は作れるなら作っておいた方がいい

近所によく見かける小さなばあちゃんがいる。

とても小さく、足が悪いようで、

いつもひょこひょこ歩いてる

そのばあちゃんは、近所のスーパーで清掃員をしている。

夜も8時を過ぎた頃、仕事終わりに、

暗い夜道をひとりひょこひょこ歩いて帰る。

手には小さな惣菜らしきものを持って。

からして一人分。帰って夕食にするのだろう。

 

もう特に、生きる気力もないかもしれない。

ただ生きてるから、腹が減るから

しょうがなく働いてる。

そんな風に見える。

「哀れ」とは、この人のためにあるようだ。

 

また別に、まだ30代ぐらいの若い男を見かける。

痩せていて、背は高そうだ。

「そうだ」というのは、彼は車椅子だ。

から正確には判らない。

その彼は、いつも車椅子を片足で漕いでいる。

片足は動くようだが、手は使わない。

買い物はしてるのである程度は動くようだが、

車椅子を漕ぐ力はないのかもしれない。

けど押してくれる人はいない。

いつもひとり、片足で車椅子を漕いでいる。

緩やかな坂でもかなり辛そうだ。

なぜ電動式を使わないのか。

支給されないのだろうか。

そんな力の入らない手で、

トイレやベッドへの移動はどうするのだろう。

 

そんなことを思いながら、

自分を振り返る。

アラフィフ独身、両親ももういない。

幸いにも今は健康仕事もあるが、

俺もいつか、彼らの仲間入りをするだろう。

ただひとり、ただ食べるために

ぼーっと生きていく。

そしてひっそり死んでいく。

 

そんな俺から警告する。

諦めるな。

家族や友人は、自然にはできない。

ちゃんと作る努力がいる。

人に興味を持ち、人を愛せ。

ブサイクだ金がないだ?

お前の両親はイケメン美女金持ちか?

そうではないだろう。

家族とは友人とは、そんなことではできてない。

大丈夫だ。お前にもできる。

 

結婚しろとかもう古い」?

古いも新しいもない。

お前がいつまでも健康

金を稼げるわけではない。

無償で助け合える人。それを作れ。

そしてお前も、その人を助けろ。

 

おっさんから忠告だ。

こっちには来るな。

まだ間に合う。

がんばれよ。

  • ああっ、もう出るッ! ぁあ…小田急線っ、湘南急行、唐木田行きが出ますうっ!! プウーーーーーッッッ!!! いやああああっっっ!!おばあぁ〜ちゃゃん!!、乗って下さいッ!!...

  • 一人で自活している存在を自分と同列以下に並べるな

  • たぶん二回りも上の先輩や上司にこういう話されたらお前の後悔をこっちに押し付けんなって思う   けど、若い頃マジで頑張っとかなきゃいけないのは本当のことだよな

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