2020-12-16

anond:20201216214601

例としてAmazonMusicアプリの高頻度なアップデートが挙げられる。ここでは歌詞まわりの変化について注目する。

まず、最初歌詞を取得するのに数タップ必要だった。

次に、歌詞プレイヤー画面から1タップで、静的にスクロールできる文章として見れた。

最近は、歌詞は動的になった。自動で3行くらいにフォーカスされ、落ち着いてスクロールできない。早いラップだと見にくい。

Amazonアプリを便利にするためにアップデートする。それに伴うユーザの反応、それらをフィードバックした新たなアップデートその繰り返しが「完成しない」アプリを生んでしまう。もちろんそれは想定したとおりのことだ。常に改善するならば、常に完成しないモノができるのだ。

ユーザに良い体験を与えたい時、使い勝手を変えない静的な方法と、細かく改善する動的な方法がある。どちらも特定ユーザに嫌われ、別の特定ユーザに好かれる。ユーザv.s.ユーザトレードオフが起きているのだ。

ただ、細かいアップデートによりアプリ品質が上がる分、この方法に分がある。しかし老人のような情報弱者を切り捨てる方法だ。

Amazonほどの企業がそんなことしていいのか?もちろん別に大丈夫だ。ダメだったとしてもAmazon決算が一瞬赤くなるだけだ。

Amazonユーザに優しくする義理はない。ユーザを巻き込んで実験してでも改善を行う。我々はフローするキャッシュのごとく音楽アプリ間をさまよい、文句を垂れる気力もなくなったころ、若者たち改善されたアプリケーションのさらなる改善ラリーに参加してくるのである

記事への反応 -
  • 下北沢はより良い街になるために長年再開発を進めている。その結果、常にどこかが工事中で、不思議のダンジョンのように駅の通路は変わり、ユーザの体験を損なう。ついには「完成...

    • 例としてAmazonMusicアプリの高頻度なアップデートが挙げられる。ここでは歌詞まわりの変化について注目する。 まず、最初は歌詞を取得するのに数タップ必要だった。 次に、歌詞はプレ...

    • 横浜駅もちょっと前までそんな感じだったようなのは気のせい??

    • 横浜ほどではない

    • 福岡ダイエーホークス

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