身内にテレビ通販が好きな高齢者がいる場合は気を付けてあげてほしい。
親戚のばあちゃんがテレビしか娯楽のない人で、たまに会いに行くとテレビで見たり買ったりしたものの話をするんだよね。
いつもと同じように過ごしてたある日、ク●ネコヤマトから電話が来て、代引で商品が届いてるって。
最初ばあちゃんが出たんだけど何の話か分からなさそうだったからおれが代わったのよ。
よく聞いたらばあちゃんの名前じゃない宛名で届いてるっぽくて、「それ本当にうちのですか?」って怪しんだらわざわざ配達員の人が来てくれた。
やっぱり宛名はばあちゃんの名前と違ってて、「本当にばあちゃんが注文したんじゃないよね?」って確認してから配達員の人に持ち帰ってもらった。
後からもう一度ばあちゃんに聞いてみたら、本当は心当たりがあるらしかった。話を聞いてみると、
某宝石専門チャンネルで欲しいジュエリーを見つけて電話で注文してみたら商品コードを聞かれて、電話番号を忘れないうちにと電話したばあちゃんは分からないって答えたらしい。
そしたら「商品コードが分からないなら買えません。」って突っぱねられたんだと。
それでばあちゃんも「じゃあいいです」って返して電話は終わったはずなのに、なぜか届いたのがさっきのヤマトらしかった。
注文が成立していないのに代金を払うわけにはいかないから持って帰ってもらってよかったと安心したんだけど、もし自分がその場に居合わせなかったらと思うとちょっと怖い。
後日、その会社からばあちゃん宛てに、当然違う名前で手紙が届いた。その手紙も見せてもらったんだけど、ブラックリスト入りをちらつかせる半分脅しのようなものだった。
ばあちゃんと高価なものはもうテレビ通販で買わないと約束してもらったけど、不安が残る。
正直名前の間違いは電話だったらあり得る範囲かなとも思ったけど、成立していない注文なのに代引で送ってくるのはちょっとね。
ばあちゃんの話しか聞いてないし真実は分からないけど、仮にもそんな適当な商売をするところからは買わないように、みんなも周りのおじいちゃんおばあちゃんのことを気にかけてあげてほしい。