マスクをつけて数分は「ウワッ、くっさ」となるが、だんだん慣れて匂いはしなくなっていく。これはマスクの匂いが息でかき消されるからだ、と思っていたが、事実なのだろうか。
自分はずっと不織布の使い捨てマスクだ。選択して乾燥が悪い悪臭ではなく、工場の匂いがよくないのだとうと思っていた。そこで、買いたておろしたてのマスクの匂いをかいでみた。
そうすると、臭くないのだ。若干のケミカルな匂いがするが、鼻につくような匂いではない。
つまり、今まで「クサッ!!!」となっていたのは、自分の顔面の匂いということだったのか、となり、愕然とした。
人間は35を超えると加齢臭が強くなる(女子高生の匂いで話題になったデオコも35才以上の女性をターゲットにしていたばず)ということで、アラフォーに差し掛かった自らの匂いをマスクの内側で感じていたことでの不快感だと気がついたとき、ゾッとしてしまった。
ワキガは自覚なく他人に迷惑をかけるというが、まさか自分もその域に達していたのでは、という不安と自責が押し寄せてくる。
しかし、時間が経って気がつく。周りもマスクしてるんだから、この匂いの到達も減ってそんなにいうほど迷惑をかけていないのではないか、と。
拭き取り化粧水と舌ブラシ使いなはれ