言わないでほしかった。
当方は女である。そして性欲が薄い。いや、無いと言っても良い。
世にいう所のアセクシャルなのかもしれないが、定義が良くわからないので、そう名乗る事も無い。
自慰でイッたことはあるが、その時の感想は「なんだ、こんなもんか。つまんねー」だった。
男性に対して欲情しないだけで、女性相手なら欲情できるのだろうか、と、女性とSEXしたこともある。
それも、行きずりの相手ではなく、数か月以上関係を育んだ相手と、だ。
もちろん、男性相手でも、気持ちよかった試しなんて一度も無い。
だが、あれを性欲のために読んでいるかというと、そうではなく、自分には無い感情にワクワクするから読んでいる、と言ったほうが近い。
愛する人は居る。結婚もしている。一生を添い遂げたいと本気で思っているし、夫に何かあれば、自分の命を差し出してでも助けたいと思う。
でも、SEXしたいと思う事は無い。
SEXなんて、ただ疲れるだけで何も楽しくは無い。
そんなことをする暇があるなら、一緒に会話したりゲームしたりしてる方がよほど楽しいし幸福だと思う。
女には性欲が無く、男性の性欲に対して、関係維持のために仕方なく股を開いているだけだった。
セクシュアリティは人の数だけある、とよく言われる。 これは、「マイノリティとマジョリティがいる」のではなく、「一人の人間の中にマイノリティ性とマジョリティ性が同時に存在...
「女にも性欲がある」っていうのは女性に貞淑を求められた世代がそのカウンターとしてつくった標語でしかないのよ だから当時も「私にも性欲がある」の意味で使われていたにすぎな...
そりゃ多数派という「普通」に属してる安心ってのはでかいからな