ごく小規模なイベントのビラで萌え絵を使っていたことがあるが苦労した。
セミプロとおっしゃっていた絵師さんにお願いしたんだが、エロ表現がすぎる。
一般向けなのでエロ描写は控えるように言ったが、抜け道を探してくるのだ。
これは肌の露出ではないから問題ない、これは光の加減だから問題ない、と言った具合だ。
それまで何人かの絵師さんにお願いしていたが、このようなことはなかった。だから困惑した。
こちらは事前に良い例と悪い例のサンプルを出して、表現の程度を指示していた。
だが、良い例に従うわけでもなく、良い例悪い例を出した意図を汲み取るわけでもない。
ただ悪い例を回避すれば何やっても良いくらいのスタンスだった。
「全裸に肌色のボディーペイントしたという設定なので、肌の露出ではないと言い張れますよ」みたいな提案を頂いたが、
こちらの意図は必要以上にエロと思われないことである。エロ描写をしたいという要望はないし、言い訳が通ればいいというわけではない。
TPOに沿いたい、誰かを不快にさせたくない、というものである。
こちらの意図をまったく汲み取ってくれないので、その方は前金だけでお断りした。
イラストは以前にお願いした絵師さんに描いてもらった。費用はかかったが、出来栄えが良かった。
・際どい描写をしたがるイラストレーターがいるので、担当者はチェックを怠ってはならない。
・際どい描写を担当者レベルではじいていれば、そもそも問題にはならない(露出がないからと怒る人は少ない。「露出があるから撤去された」だと怒る人がいる)