にじさんじ甲子園で、所詮ライバーの名前がついてるだけのCPUが動かしてる選手を見てなんでこんなに熱くなってるんだろうと思ってたけど、そもそもスポーツ観戦なんか自分の影響力の及ばん所で選手が勝手に動いてるだけで中身がAIだろうが人間だろうが視覚に入ってくる情報はそんなかわらんことに気付いた。
少なくない人にとって大切なのはパフォーマンスよりもバックボーン。だからこそ所詮学生のアマチュア大会に過ぎず、実力でいえば大学野球やプロ野球に遠く及ばない高校野球が人気なのはそのためだろうし。格闘技のイベントでクソしつこくそれぞれの生い立ちとか練習風景を映すのもそうだろう。
今回のにじさんじ甲子園は仮にCPUが操作するコマであってもそのコマにうまいこと感情移入できるバックボーンを乗せればエンターテイメントとしてある程度通用するところを見せられた。
ただ精度の高いプレーや高難易度のプレーを機械がやったところで感動は薄いが、その機械のバックボーンをうまく作り上げられればAIスポーツの可能性はもっと広がるような気がするようなしないような。