2020-08-13

藤田孝典ツイッター上での暴言風俗業の人たちの反発がまだまだ続いている。

基本的風俗業の人たちに共感できるし、説得力もあると思うがが、

いくつかの論法違和感もあるのでここに記しておきたい。

 「好きでやっている人もたくさんいる」

⇒「好きでやっている」人がたくさんいることは事実だろうし、

 「好きと思わされているだけ」という批判も見当違いだとは思う。

  しかし、それが心身の健康リスクの高い仕事であれば、普通に規制されるべきである

  そして風俗業は、明らかに心身の健康リスクが著しく高い仕事と言わざるを得ない。

 「労働法がなんだ、俺は土日関係なしに24時間働きたいんだ」という人がいたとしても、

  社会がそれを容認してはいけないのと同じである

 「規制すれば地下に潜ってより悪質化する」

⇒ その可能性は否定しないが、

  その論法は「規制すべからく闇化するのでしないほうがいい」

  という使い古されたネオリベロジック酷似している。

  消費者金融規制する時も、そうしたロジック濫用されていた。

風俗ちゃんとした仕事として承認するべき」

⇒ 理想同意できるが、正直難しく廃業以上に現実的ではない。

  たとえば自分の娘が「風俗嬢になりたい」と言ったら、

  世の中の強い偏見や心身健の健康リスクの高さ、

  長く続けられない仕事であることをを考えて、体を張って反対するだろう。

  法律的には認められたとしても、社会偏見がなくなる可能性は低い。

  • 心身の問題があるなら、何らかのケアを義務付けるべきで、「問題だから廃止」って小学生の論理だよ。 どの仕事でもそう。「問題だから廃止」なんて選択肢は普通あり得ない。 「風...

    • >「心身の問題があるなら、何らかのケアを義務付けるべきで、「問題だから廃止」って小学生の論理だよ」 これは誤解で、私は藤田孝典の廃絶論には反対しています。それは現実的で...

      • 別に自分自身も性風俗従業者に偏見がないと言ったら嘘になるけどね。特に男性の性風俗従業者とか胡散臭い目でしか見れないし。 でもそういうのは無くしていくべきっていうのはある...

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