一昨年親から逃げた。
大学を中退して大阪へ引越し、住所を隠し、アルバイトをして生活した。
親もきょうだいも親戚も、みーんな連絡先は消した。
去年体を壊した。
仕事をやめて2ヶ月かけて貯金を食いつぶしながら次の仕事を見つけた。
平々凡々な人生ではあるけど人並みに苦労をしてきたと思う。
ただ、この頃やりたいと思っていたこと、達成したかったことが少しずつできるようになった。
大好きな友達が結婚して、ささやかながらお祝いをすることができた。
実名を変える手続きをして呪われた(と自分が感じている)名前を捨てることができた。
正社員になれた。
でもなんでかわかんないけど手放しで喜べない。
幸せなんて一瞬で崩れる。喜んで気を緩めるとすぐまた転落する。
昔は頑丈だった体が20代とは思えないくらい弱っちくなって、他の人が窮地に陥ったときに頼れるような家族もいない。
大阪では人間関係に恵まれたおかげで喜びを共有出来る人はたくさんできた。
とても幸せだ。
ただ、それを手放しで喜ぶことは許されない。
養ってくれる旦那ができて働かなくて良くなれば本当に幸せになれる
不安なことがあるとなかなか幸せって思えないよね。主にいいことがありますように。
知足
うんち