昨年死んでしまったので、直接「おめでとう、大好きだよ」と頭を撫でられないはじめての誕生日。
いつもよりたくさん「好きだよ」と言って、いつもより長めに散歩に行って、楽しい1日にしてあげようとちょっとだけ頑張る日だった。
犬も尻尾を振って嬉しそうにしてたけど、人間といるといつでも幸せになってしまう子だったから、特別に何か感じてたかどうかはわからない。誕生日の概念とかないんだろうなあ。
地震の揺れを怖がることはなかったけど、ドアに取り付けたウィンドベルがなって、「お客さん?!」と吠えながら玄関に走っていって、誰もいなくて不思議そうに首を傾げてたね。
危ないかもしれないのですぐに抱っこして連れ戻したけど、いやそれよりとんでもないこと起きてるだろ!と不謹慎ながらちょっと癒された。
テレビに映るこの世のものとは思えないショッキングな映像を放心状態で眺めてたら、両隣の家のおばちゃんたちが訪ねてきて、「犬くんの安全確認に来ました!飼い主に何かあっても犬のことは私たちに任せろ!」って言ってくれたのも救われたなあ。
9年前はもちろん、今までは犬の誕生日をお祝いすることで多少気持ちを中和させてた側面もあったのだろう。今年はいつもよりちょっと多めにつらい。
もしあの世があるのなら、向こうで元気にやってるだろうか。
犬、誕生日おめでとう。
ひとつだけ言わせてくれ、メチャクチャキモい