2020-02-24

Twitterが生む孤独運動

政治運動の基本は仲間作りだ。

議会の中では、自分の仲間(党派派閥)をどれだけ増やしていくか。

議会の外では、自分の党のために活動してくれる人をどうやって増やすか。

それは左翼団体右翼団体インディーズ政治運動でも同じで、

中核派YouTubeやっているのも、若い仲間(同志)を増やすためである

外山恒一が書いた「全共闘以後」という本でも、活動家は色々な手段で、仲間を見つけ繋がろうとする。

仲間を作る=徒党を組むことから運動は始まる。

ひとりでは何も出来なくても、信頼できる仲間が増えたら、大きなことだって出来るようになる。

仲間作りは地味な作業だ。ビラを配ったり、勉強会を開いたり。

でもそういうことの積み重ねから、色々なことが始まるし、信頼関係生まれる。

しかTwitterが普及してから事情が変わった。

仲間作りができなくても(しなくても)バズりさえすれば、大量の人を動員できるし、自分活動マスコミの取り上げられたりする。

旧来の運動では、能力的にリーダーになれなかったような人でも、Twitterでの運動ならリーダーになれたりする。

けれど、Twitterでのブーム一過性のものが多い。

どっと人が集まるけども、さっと人がいなくなる。

仲間作りをしなかった(できなかった)Twitter活動家はあっという間に孤独になってしまう。

信頼できる同志も、頼れる組織も何もない。

Twitterは砂上の楼閣的な運動可能にしてしまった。

Twitterという悪魔契約した魔法少女としての活動家。

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