学生の頃は自分の気持ちばかりが先行し、自分がいかに相手を好きかアピールし、そこから恋愛が始まっていった。
中には逆に相手がいかに私を好きかアピールしてくれ、そこから始まった恋愛もあった。
狙ったわけではないが、結果的にはバランスがとれていたし、自然とバランスがとれるものなのだとなんとなく思っていた。
社会人になってからも基本的なスタンスは変わることはなかった。
というか、社会人になったからということだけを理由に急に恋愛的スタンスを変える人っているのだろうか。
しかし社会人になってからは、それまでと同様に自分がいかに相手を好きかアピールすることは求められるものの、自分の気持ちばかりが先行していては「重い」「ウザイ」「独りよがり」などと非難され恋愛が始まらないことも増えてくるので、気持ちの加減など様々な「調整」を入れることを求められるようになった。
自分なりに「調整」をかけるも、抑えが足りなくて結局うまくいかなかったり、抑えすぎて相手に伝わらなかったり。
うまくいくかいかないかは当事者以外の要因もあるだろうが、とにかく私はここで(自分の気持ちを伝えてそれが受け入れられるという)「成功体験」を得られないままアラフォーに突入してしまった。
進んでも戻っても地獄。
こじらせるには十分すぎた。
受け入れられない、拒絶されることによって自分の自尊心が著しく傷つけられるのが何よりもおそろしいから。
こんな価値のない自分が露呈してしまうことそのものがおそろしいのである。
自己肯定感を高め自信をもて?