コンビニの非正社員労働で生計を立てる人間にとって副業が抜け道になるのには条件がある。
①副業できるだけのリソース(時間、体力、能力、金、図太さなど)を持っているか。
コンビニ店員で生計を立てている人間はそもそも①を満たせない場合がある。①を満たせても副業で労働所得の時間労働を選んでしまうと厳しい。ベストなのは資本所得。次いで、出来高制の労働所得。その次が高収入の時間制労働所得。そういう仕事が望ましいが、それらの道を選べる人間、そして継続できる人間がどれだけいるんだろうか…
もちろん個人は増田の言う抜け道を使えるなら使うべきだが、個人の努力を超えたところにある政治やら社会やらも変わらないと、救われる個人の数は極めて限定的なものになるだろう。そして日本全体の沈滞に拍車がかかる。
社会に関して言えば、例えば時給900円のコンビニの店員がちんたら仕事していても、「そりゃそうだよね。こんなところで安くこき使われるんじゃなく、なるべくちんたらやって体力・精神力温存して、副業じゃんじゃんやって幸せになってよね。」とか、あるいはもっと単純に、「時給900円の仕事ならこのクオリティで充分だ。」などと思えるメンタリティの人間が増えることが大事。