通学できる範囲内で二番目にランクの高い公立高校に通っていたが、そこでは一切いじめが起こらなかった。
上の学年も、下の学年もだ。
中学時代あれほどあちこちでいじめが起きていたのが嘘のようで、そうか、高校生にもなるといじめなんて幼稚な風習からは卒業するんだなと思っていた。
大学でちょっとした興味から教育学に手を出して、やはり高校生のいじめは深刻な問題「とされている」ことを知る。
自分の体験とのギャップが強すぎて、別の世界の話のようだった。
不可解ですらあった。
大学生・社会人となって交流の幅も広がったので、高校時代にいじめを認知したことがあるか、聞ける範囲で聞いてみている。
通学圏内でランク一位の公立高校では、いじめは起きていなかった。
三位、四位でも同様だった。でもその下あたりから、顕著に経験談が発生しはじめた。
それで解を得た。
高偏差値環境だといじめる対象を探すのが難しくなるんじゃね? 核保有国同士で戦争(侵略)が起こらないのと同じ
人間社会と猿山じゃ文化が違うって話ですね、わかります。
いじめるやつって頭悪いから嫉妬したりしていじめるんだよな。
自分の心のメカニズムを把握するのってある程度の知能がいるわけで馬鹿に「自己コントロールしろよ」って言っても難しいからな。 校則が緩い麻布が学級崩壊してない理由と同じだと...