007次回作が決まったので冒頭のシナリオを書いた。もちろんこれが撮影されるわけではない。ファンの理想である。
その過程で前作ボンドガール(レア・セドゥ)のDr.マドレーヌ・スワンの力を借りた描写をわずかに。
軽く服装を整えホテルのバーに向かうダニエル・クレイグ007と前作ボンドガール・マドレーヌ・スワン。
マドレーヌ・スワン、万全のほほえみ。
銃声。ダニエル・クレイグ007、座った姿勢のまま半身を逸らしてスワンを庇い、片手にカクテルグラスを持った状態で撃たれる。
何ごともなかったかのように座りなおし、カクテルグラスをこぼさずに飲み干し、グラスを置く。
マドレーヌ・スワンはドレスを翻し銃声に包まれたホテルから逃げる。
倒れたダニエル・クレイグのふところから取り出したキーでボンドカーに乗る。
カーアクションのち、応答するスワン。
「彼は死んだわ」
MI6の内幕が数秒映る。Qは無表情。Mは胸から下のみ映る。
Mは冷酷に告げる。
「我々はそれを把握している。Dr.マドレーヌ・スワン。あなたを新しい007に任命する」
スワン、ハンドルを切る。銃声。
「イエス」
MI6、
「007、応答せよ」
前作ボンドガール、かつ今作007であるDr.スワンが答える。
「ええ、私よ」