■メーカー系SIerの要求する単体テストが酷すぎる

メーカー系SIer（仮にF社とする）のプロジェクトのもとで単体テスト工程に参画しているんだけど、非常につらいものがある。

テスト仕様書がつらい

• テスト仕様書がExcel方眼紙で作成される
• テスト仕様書に表紙が存在し、ステップ数と障害の発生数を記載する欄がある
  • 発生数/ステップ数の値が「基準値」なる謎の値からずれると「なんでずれがあるの？なんで？なんでなんでなんで？」と詰問される
• テスト仕様書のそもそもの記載が雑
  • テスト仕様書にテストデータが記載されていない
  • テスト仕様書にテスト手順が記載されていない
  • テスト仕様書の記載が「設計書通りに動くことを確認する」
    • テスト仕様書が詳細設計書そのまんまというものもあった

エビデンスがつらい

• Excel方眼紙にスクリーンショットを貼付したエビデンスが要求される
• 要求される「質」がソフトウェアの本質からかけ離れすぎ
  • 入力した画面項目にExcelオブジェクトの赤枠をあてがうように要求される
  • 押下したボタンにExcelオブジェクトの赤枠をあてがうように要求される
  • 対応するテスト項目の番号記載が求められる
    • 項番の再採番作業が不毛。テスト工程中にテスト項目数が増減したときに死ぬ

障害報告がつらい

• 障害管理表がExcel方眼紙で作成される
• 障害管理表が複数作られる
• 障害管理表に再発防止策欄がある
• 障害管理表の原因分類欄の記入難易度が高い
  • 「設計漏れ」と「設計ミス」と「設計検討不足」と「設計表現不足」を使い分けないといけない。何が違うねん...。何が見たいねん...。

まとめ

この状況でテストする身にもなってくれよ...。

もう疲れた。

Permalink | 記事への反応(0) | 21:31

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