がある
そもそも芸能界自体が前時代的と言ってしまえばそれまでだが、我々はあの事務所といえばトップの絶対的な強権、そして言いたいことも言えないタレントの姿というものを、嫌というほど目にしてきている
タレントがナヨナヨしていようが、そうかと思えば第一次産業を盛り上げてアピールしようが関係なく、結局それらは全て男社会ホモソーシャルの所産に他ならない
そしてもうひとつ、単に男らしさの基準が違うだけじゃないのか、ということだ
どっかの地域で股間にケースを装着するのは、どうやら彼らにとっては勇敢さを表すらしいが、彼らの文化を知らない人間にはあまり理解できず、奇妙な風習とばかり映ってしまう
別の地域では太った女性が美人であるとされるが、痩せた女性、またそれに限らず自分にとっての美人を求めないからといって、彼らが美人を求めること自体をやめたことには全くならない
そしておそらくどこかのセクシャルマイノリティでは……まあ、つまりそういうことなのだ
極端なことを言えば、クジャクにとってはあの羽根こそが男らしさなわけである
要するに、男らしさの基準がただこれまでのそれと異なるというだけで、結局男らしさを求めているのは変わらないのではないだろうか