鉄道を通すとその周辺の交通の利便性が上がって不動産価値が上がるってのはわかりやすいと思うんだけど、鉄道会社自身も駅前不動産を持っていて、鉄道敷設の経費を賄おうとするわけね。でもそのためには、みんなが欲しがらないとまずいわけで、鉄道会社から見ればメディアと広告代理店はパートナーなわけだ。
下北沢や吉祥寺など東京の西側、二子玉川なんかも含めて、「若者が住むおしゃれな街」みたいな紹介がメディアによってなされるんだけど、それって自作自演であってあんな場所は昔は農村と雑木林と湿地と谷間だった。下北沢なんて下北沢村だった。そこに堤が電車通してメディアが「お洒落だ!」って煽って大学キャンバスや小劇場やライブハウスがやってきて、立派な財産になったわけだ。
あるいは苗場もそうだ。なんにもないただの山だったところをバブル期にリゾート開発(悪名高きコクド)がやってきてホテルとスキー場を作り、ユーミンに「サーフ天国、スキー天国」とか歌わせて人工的に盛り上げた(結果、実際盛り上がって日本にはスキーブームがやってきたんだから馬鹿にできない)。越後湯沢なんかはJRも大いに潤った例だよね。
そういや新聞社って最近どうなんだろうと思って調べたら ほぼほぼ不動産屋に変身していた なんでだろう テレビ局もそうじゃなかったっけ
メディアって結局は広告を乗っける下請け業務がビジネスの構造なわけだけど、広告費でメディア自身を維持することによって「広報力」というリソースを自社保持することが可能にな...
なるほど広報力か 親和性が高いのか そこで鉄道が出てくると思わなかった おもしろい
鉄道を通すとその周辺の交通の利便性が上がって不動産価値が上がるってのはわかりやすいと思うんだけど、鉄道会社自身も駅前不動産を持っていて、鉄道敷設の経費を賄おうとするわ...
都市開発ってやつか いろんな企業が関わってるんだなあ むしろ都市開発にメディアが絡んでるという発想が今までなかったかも
横だけど、へぇ~ってなった。 これ何か本とかに書いてあんの?読んでみたい
バブルの構造の基礎教養なんで割とどんな本でも書いてあると思うんだけど、読んで面白い的な話で言えば「堤義明 闇の帝国 (草思社文庫)」とか安いんで良いんじゃねえかな。
ありがとう。読んでみるわ!
多角経営だろ?