ずっと海外で働きたいって行ってたもんね。「付き合うって概念が理解できない」「俺はいつか海外に行く。遊びで行くわけじゃないからそのときはもう連絡は取れない」って、喧嘩するたびに言ってたよね。でもやることはやってたよね。はっきりしない彼にいつも私が耐えられなくなって、喧嘩して、でも時間が経つとまた私から連絡をとって元通り。心無しか、復縁する度に心の距離が埋まっている気がしました。わたしが体調悪い時はごはんを作ってくれたし、冷えピタ貼ってくれたり頭痛が消える方法をググッてくれたりさ。仕事がうまくいかず落ち込んでたときは一緒に湯舟に浸かり私のたどたどしい愚痴をずっと聞いてくれていました。安くはない電車賃を払って毎週末遊びに来てくれました。最終的には私の家でスッポンポンで屁こきまくってたもんね。出会った頃の人嫌いのあなたに比べればすさまじい変貌ぶりです。
だから、ほんのり期待してました。付き合う意味が分からないと言ってても、海外に行くと言ってても、実はこのままずっと一緒にいれるんじゃないかと。
一昨日わたしはまた切れました。お酒も入って余計ひどい言い方でした。「どうせ性欲満たしたいだけなんでしょ」と。「自分の将来しか考えてないんでしょ」と。既読スルー。今日の昼にひどい言い方をしてごめんなさいと送ったけどこれは未読スルー。
もういよいよ終わりなのかな。そういえば喧嘩はいつもLINEでしたね。と言ってもあなたは何も言わない、わたしが1人で切れてるだけだけど。わたしは面と向かって本音を言えない性格。そういうとこもだめだったのかなー。
周りからは散々反対されていたし、みんなの言う通り不幸せで時間を無駄にする恋愛だったのかな。そして妙に落ち着いてる自分がいるから、やっぱり心のどこかではこうなると分かっていたのかもしれない。
海外志望は問題じゃないんだ。ずっと頑張ってたもん。もうすぐ夢が叶いそうで、自分のことのように嬉しい。こういうお人好しなとこが駄目なのかな。
ただわたしが彼にとってどんな存在なのか、ちゃんと言葉で示してほしかったんだ。セフレならそれでいい。割り切れるし次に行けるから。でもあなたはこの関係について何も言わない。好きと言ってくれたのもLINEで数えるほど。夢は語るのにね。
だけど、連絡が取れなくなって、思い出すのは楽しかったことばっかなんだよなー。辛かったはずなのになー。隣にいるだけで幸せで、この人と一緒に歳をとれたらと思ってたんだよなー。もう無理なのかー。
この3年間はなんだったんだろう。結局、彼にとってわたしは究極の都合のいい女だったのだろうか。