知ってたら長々とごめんだけど、色には色相、明度、彩度の三つの要素がある。
白人審判の肌は、色相は赤みがかっていて明度と彩度が高めの色で、
大坂なおみの肌は黄色がかっていて明度と彩度が低め(白人の絵に比べてね)の色を使ってる。
そうやって肌の色の違いを表現してるんだけど、このイラストは有色系でもベースの肌の明度と彩度がそこまで低くないわけ。
加えて、赤というのは暗く認識される色でもある。黄色と比べると特に。
(イラストでは影色を赤に寄せるだけで彩度はあまり下げず、絵が暗くならないようにするテクニックもある)
だから、明度と彩度を少し下げた黄色(大坂)と、明度と彩度を下げてない赤(白人)が、人によってはあまり差がない印象になるわけ。
また、大坂が画面端にいるのも影響する。
視界の端に行くほど色の認識は薄くなるし、明度も彩度も下がるので脳が明るく補正しがちなのよ。
だから隣の白人審判の色が補正基準になって、画面端の大坂もそれに引きずられた印象になり得る。
これは大きな画面で見るほど勘違いも増えそう。
あとは「差別的」というキーワードを事前に与えられるので、上記との合わせ技で大坂なおみを白人の絵だと認識する人が出てくる、という理屈。
ぶっちゃけ色の表現では絶対避けられない類の、まあよくある勘違いです。
あ、あと大坂の体型が細いのや髪型がストレートっぽいのは意見が分かれるかな。
個人的には加害者セレーナをデカく、被害者大坂を華奢にって程度のニュアンスだと思ったけれど、それを別の意味にとる人もいるかも知れない。
セレーナの絵については微妙。
暴力的だったり短絡的で感情的な人をゴリラとか猿とかチンパンジーとか言ったりするけど、発言者が白人で相手が黒人だと、余計な意味を見出すことも可能だし。
難しいところ。
よー分からんけど、モニタの種類とか本人の認識によって見えている色に違いがあって 本当に白人審判と大坂の肌色が同じように見えている人もいるであろう、ってこと? 「あのドレス...
そうっす。 あのドレスの錯覚の仕組みとはまたちょっと違う気もするんだけど、そこはうまく説明できないのですが