これはシンプルに言えば「よくある会社お抱えのカウンセラーを普通の社員がほんのちょっと講習を受けて片手間にやらせられる」というシステム。
まあ端的に言って、物凄く何の意味もない。
「部隊相談員に相談したことで不安が解消されました」という話を聞いたことは一度もない。
むしろ、「メンタルがまずい?は?勝手に部隊相談員にカウンセリングでも受けてろよ」という態度が横行して状況が悪化したという意見を聞いたことがあるぐらいだ。
まあ当然といえば当然である。
名義を与えるためだけの形だけの講習を受けたズブの素人、それも同じ部隊で顔を合わせている知り合いに相談して状況が良くなるはずがないのだ。
そもそも素人にカウンセリングごっこをさせようとするのが完全に間違っている。
こんなものは、カウンセリングというものを「ただ他人の話を聞くだけだ」と思っている1ミリもメンタルヘルスの知識がない人間が外向けのポーズのためだけにでっち上げたあるだけはた迷惑なクソ制度である。
そんなものがあるという事自体が、自衛隊という組織への失望、メンタルヘルスに対して理解を示そうともしない環境で働いていることへの絶望感を加速させていることにまず気づくべきだ。