「人の役に立つ」とか「夢を与える」って彼らは言うけど、本当にあるべき形はアレじゃないと思うんだよね。
ベーブ・ルースは手術を嫌がる子供にホームランしか約束できなかったけど、もしもアレが医者や研究者だったらもっと成功率が高くてリハビリも簡単な手術を生み出すことを約束できたんじゃないかな。
確かに、今すぐ現実の苦しみを根性論で乗り越えるのにはスポーツの方が役に立つのかも知れない。
社会や人生に希望を持たせられるのは、社会の発展に貢献できる人種だよ。
スポーツマンなんかじゃない。
スポーツマンは世の中に面白おかしいことを提供できるけど、それが社会を発展させることはないよ。
今の世の中は本当に社会に貢献している人をないがしろにしすぎだと思う。
野球選手より近所のコンビニでバイトしてるオッサンの方がずっと役に立ってるよ。
便所をキレイに掃除してくれるオバチャンの方がずっと皆を幸せにしてるよ。
そういう人達がさ、ただただ乱雑さで使い潰されて、社会に自分の居場所が有るのかないのか悩まなきゃいけない世の中は間違ってるよ。
自分はそれに反対する論陣を張るほど深く考えたことはないけれど、ソーシャル・キャピタル(社会資本)という観点からスポーツ選手、スポーツの価値を説明してくれる社会学者がい...