2018-08-03

私は一般の方々が誰も知らないような地下アイドルオタクである

月に数回、ライブに行くのが大好きなのだ

これが趣味だ!と自負をしている。ちなみに今までアイドルオタクであることを恥ずかしいと思ったことは一度もない。隠したこともない。

加えて、私の周りにアイドルオタクの友人はいない。現場で友人を作ろうと思ったこともない。

家を出てから、帰るまでずっと一人なのだが、とても楽しい

不便だなとも、オタク友達が欲しいなとも思ったことは皆無。

この事実を友人や上司に話すと非常に気持ち悪がられる。

でも、僕の「楽しい」や「好き」は、僕だけの「楽しい」や「好き」なのであって、それを共有したいと思ったことがない。

さら最近、なぜアイドルが「好き」なのか聞かれる事が多い。説明を求められる。ライブを一度も見たことない人達に。

僕だけの「楽しい」や「好き」は、僕の頭の中にフワフワぐちゃぐちゃと広がっている。が、これを誰かに伝えられるような言葉を僕は持っていない。

頑張って搾り出そうとするのだが、「すごくいいんですよ、かっこいいんですよ」ぐらいしか言葉が出ない。

僕がざっくりとして的を得ていない答えを告げると、聞いた人達必要以上に詮索してくる。その人たちの中にある言葉で僕の「好き」を表そうとしてくる。

全部全然違うのに。わかったような顔をして、自分経験則に擬えた何かに置き換えようとしてくる。かすってもないのに。

それらが最近非常にしんどくなってきた。自分の畑を掘り返されているようで、許せなくなってきた。

で、最終的に向こうが「やっぱりお前気持ち悪いな」と言って締める。

なぜ気持ち悪いと言われるのか考えたのだが、恐らく今まで僕のように他人にも伝わる言葉を持っていない人と出会った事がなく。恐怖するんだと思う。

ゴキブリ幽霊。ぬるくなった三ツ矢サイダー。何を言ってるのかわからない男。

どれも同レベルで怖いんだと思う。

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