2018-07-11

anond:20180711114329

結局最終的には虐殺文法に行きつくわけだけれど、虐殺文法の厄介なところは

最終的な末端に所属する当事者責任(感)が全く生じないところなんだよね。

母体保護法の話で言うと、ダウン症だろうがなんだろうが生まれるだろう胎児を下ろしたこと殺人以外の何物でもないんだけれども<母体健康であるために><まれた子が不幸せにならない為に>下ろしたことそれ自体が良いことのように書き換えられてしまているっていう所なんだよな。

から日本には水子みたいな概念はあるにしてもすげーカジュアル堕胎は行われている。

ルワンダ内戦ナチスユダヤ弾圧にしたってそう。「駆除した」「取り戻した」に言葉を挿げ替えて殺人事実や罪悪感を希釈化させる。

殺人の意義が希釈化された世の中において個々の殺人正義を求めることがナンセンス正義かそうでないかという観点でそれらは行われていないんだから

からこそ、その(相対的に)おかしくなってしまった人々のロジック価値を問い直す必要があるんじゃねえかなあ。

記事への反応 -
  • 確かにオウムの残滓たる世代ってのが今のインセルで話題となってるクラスに存在している(おそらく現在40代半ば)だろうけど、そいつらだって徐々に齢取って健康ではなくなっていく...

    • そのへんの氷河期世代のおっさんは俺たちをないがしろにするとそのうち酷いことが起きるんだぞ!と後ろ向きな脅迫をよくするけど、 植松理論で処される可能性が想起されて非常に危...

      • 植松理論で処すことが正義だと思ってるのだろうか? 正義でなくても妙手だと思ってるのだろうか? 仮に国が予防的に「無敵の人」になりうる属性(非正規、非モテ等)を拘禁しだし...

        • 国が植松理論を出してそこらへんやりだしたら正に旧優生保護法だが、 実際は「ダウン症の子供は育てるのが大変だし長生きも出来ない!」って情報だけで<自己判断で>処させる今の...

          • それがいいことだと思ってるのか? 私はいいことだと思ってるがな。

            • 結局最終的には虐殺文法に行きつくわけだけれど、虐殺文法の厄介なところは 最終的な末端に所属する当事者に責任(感)が全く生じないところなんだよね。 母体保護法の話で言うと、...

              • 虐殺文法とかいうSF小説の設定で現実を語られてもねえ

              • 「殺人をいいことのように」するのは「現世からの救済」を謳う某宗教と同じなんだよなぁ 結局、「公正な観点」なんて言うもんはないという好例

    • 健康すら失ったら、マジで失うもののない「無敵の人」だな そういうやつらはその日までは「一般人」だから、ゆうしゅうなにほんのけいさつも 誰か死ぬまでは何にもできないね ...

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