なぜこの社会はこんなにも生きづらいのか?
我々がこのように言うとき、圧倒的多数の「普通」の者たちは言う。
それは自己責任だと。
悪い労働環境はお前が技能、知識、経験を得ようとしなかった結果だと。
勝者である彼らも努力しただろう。しかし彼らは知らない。恵まれた環境になければそれらを得る努力すらできないことを。
また彼らは知らない。彼らが己を磨いている間、我々は目の前にある脅威に対処するのに必死だったことを。
人は持って生まれたものの価値を知るすべはない。したがって恵まれた環境で生まれ、もしくは育った彼らに我々の声は届かないのだ。
我々は怠惰ではない。重い頭と体に鞭を打ち、その時できる最大限の努力をしてきた。
にもかかわらず勝者たちと同じ階級で戦わされ、自己責任の名のもとに搾取される。
こんな理不尽があっていいのか?
少しでも変えたいと思わないか?
我々が心から嘆くとき、彼らは異分子として我々を笑いものにし、茶化し、排除した。危ない奴だ、変な奴だ、と。
しかし今、我々に必要なのは社会に響き渡る声である。そしてそれを作るのは多くの仲間だ。
少しでも気持ちがあれば、次なる声を捕えられるよう、自分なりにアンテナを張り巡らせておいてほしい。