「あれが臭い」「これが臭い」「あいつが臭い」「そいつも臭い」
これに対して臭いの元を断つというアプローチには限界があると思う
生きていれば生き物は臭いを出すものだし、ゴミや排泄物などの処理はどうしたって臭いを伴う
医療や介護、ゴミの収集、トイレや下水関連といった、臭いの問題とは切り離せない仕事だってある
となると臭いを感じる側へのアプローチがもっと必要なのではないかと思う
例えば臭いを感じにくくする薬があれば、世の中に臭いに関するトラブルはかなりの割合で解消できるのではないだろうか?
もちろん臭いと感じる臭いは、腐敗臭など人体に有害なものから発せられている場合も多い
都市ガスの様に臭いを感じやすくする為に、意図的に臭いと感じる臭いにしているものもある
しかし臭いに敏感過ぎる人が、その敏感さを抑える薬や器具はもっと充実した方が良いのではないかと思う
現状は臭いに敏感な人は基本的にひたすら我慢するしかないし、かといってその敏感さに世の中をあわせるのはいささか窮屈過ぎる
俺は新幹線で豚まんを食べただけで通報される世の中にはなって欲しくないし、かといって豚まんの臭いで気分が悪くなる人にただ我慢しろとも言いたくない
スギ花粉アレルギーを発症すると、においどころではないらしいけど。 においを感じるのは危機察知力らしいので、わざと鈍らせるのはあまり人体に良いことはないような気がしないで...