数年前、実家に帰省したら駅前通りの5階建てのデパートが取り壊されている事に気がついた。。
小さいころは、あそこで服を買ってもらったり、ガンダムのガチャガチャをよく回しにいっていたのを覚えている。
そうとう栄えたデパートだった。
更地になって新しく建ったのは、小さな一階建ての携帯電話ショップだった。
過疎化により、町にあったバスターミナルはなくなり、ただの停留所だけになった。
平成元年3万人いた人口も30年たったいまや2万人、産業がどんどんやせて言った。
子供の人数も加速的に減り平成元年の三分の一程度しかいなくなってしまった。
学校が統廃合され、町の端の方の子はスクールバスをつかって、子供たちは町の中心にある学校に通うようになった。
同窓会を開いても、半分以上の人は都市部に住んでいるためなかなか集まらない。
地元には仕事が無く、家業で農家をやってる家の子くらいしか地元に残っていない。
自分がいたときは1クラス40名程度だったが、廃校が決定した当時には1クラス5人程度しか居なかったらしい。
たった30年で、そこまでの変化があった。