少し前に柿にまつわる増田が3件くらいあった日があり、
それ以来、自炊のデザートにスーパーで柿を買って帰ることが習慣になっている。
包みには次郎柿とか富士柿(訂正→富有柿)とか書いてあるが、帰ると包みのビニールを剥がして
冷蔵庫にゴロンと転がしているので、食べるときには何柿を買ったのか忘れてしまい、
元来あまり甘いものを食べる習慣がなく、たまにあってもコンビニスイーツ程度だった自分には、
皮をむくときは緑色で葉のように大きく張り出したヘタを先にむしって、ヘタ周りの皮をむきやすくしておく。
そういえば苺にも緑色が鮮やかなヘタがついているが、このヘタは光合成を行うのだろうか。
ヘタは実に直属の我が身を誇り、一般の葉を見下したりするのだろうか。
思い上がるなよ、あまり調子に乗るなよ、という気持ちをこめてヘタをむしる。
皮をむいた柿をひっくり返し、まな板の上でまず六等分に、更にそれを二等分にして一口サイズにする。
ゴロリと皿に盛り、爪楊枝でパクつく。
噛んだ断面からジワリと染み出す果肉の控えめな甘さそのものは柿独特だが、どこかメロンに通じている。
食感もやや硬いせいで世間的な評価で損をしているよな、と思う。
舶来由来特有の物珍しさやありがたみがないこともあるかもしれない。
柿のイメージは和だ。そういえば英語でなんと呼ぶのかも知らない。
最近はスーパーの棚の柿の品揃えが徐々に少なくなってきていて心もとない。
11月も、もう終わる。
ブランドではなく品種だよ。 良し悪しじゃなく、どの品種が好みなのかってこと。 富有柿は、平凡だけど、おいしいよ。